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アップルは本日、クパチーノのラボから届けられた最新スマートフォンiPhone 5Sを発表した。アップルはiPhone 5Sによってこれまでにはなかったラグジュアリーさを獲得することとなった。もはや時代遅れとなったモノトーンのiPhoneを、シルバー、ゴールド、スペースグレイの3色に置き換えたのだ。

iPhone 5Sはただ美しいスマートフォンというだけではない。アップルはこの端末を「これまでで最も先進的な携帯電話」と呼んでいる。

アップルはiPhone 5Sを駆動させるアーキテクチャを刷新した。新しいA7 プロセッサ、PCのような64ビット カーネル、「M7」と呼ばれる、モーション・データを継続的にモニターするモーションプロセッサ等である。アップルの主張によると、iPhone 5Sは2007年にリリースされた初代iPhoneの40倍、iPhone 5と比べても5倍の処理スピードを持つという。

iPhone 5Sのカメラには、F2.2の絞り値を持つレンズ、15%大きくなったセンサー、「true tone」のフラッシュが備わっており、よりリアルな写真を撮影できるよう設計されている。フラッシュには2つのLEDライトが付属しており、写真毎に光を調節できるようになっている。これらの新しいセンサーやフラッシュ機能をサポートするために、iOS7ではカメラアプリもアップデートされる。アップルによると、新しいアプリには1000種類ものライト設定があるという。iPhone 5Sのカメラではピクセルも大きくなり、画像はより鮮明になる。ビデオは毎秒120フレームで、HDストリームを720ピクセルでキャプチャする。

iPhone 5Sには「Touch ID」と呼ばれる指紋認証センサーも搭載されている。このセンサーは「ホーム」ボタン上でユーザーの指紋を認識し、端末をアンロックするのに使われる。ホームボタンは傷が付かないようにサファイアクリスタルで覆われている。ボタンの周囲はステンレス・スチール製の「検出リング」で囲まれており、ユーザーが指でボタンを押したことを感知する。

Touch IDは、ユーザーがApp Storeでアプリを購入した際の認証にも使用される(もうアプリを買うのにiTunes IDを入力する必要はないのだ)。ホームボタンとTouch IDの厚みはわずか170ミクロンである。この装置がユーザーの指紋を500ppi(pixels per inch)の解像度で、360度の角度からスキャンする。つまり、どんな角度でタッチしても端末をアンロックできるということだ。アップルによれば、ユーザーの指紋はアップルのサーバーやクラウドサービスにアップロードされることはないという。また、iPhoneにインストールされた他のアプリがTouch IDにアクセスすることは、いかなる方法でも不可能である。

iPhone 5Sは、新しいiOS 7で動作することになる。iOS 7は洗練された「フラット」デザインであり、64ビットのアーキテクチャを活用する様々な新機能を備えている。

iPhone 5Sの販売価格は、キャリアと2年間契約を行った場合、16GBモデルが199ドル、32GBモデルが299ドル、64GBモデルが399ドルとなる。9月13日からプレオーダーが可能であり、店頭では9月20日に発売が開始される。主な販売国は次の通り:アメリカ、カナダ、オーストラリア、中国、フランス、ドイツ、日本、シンガポール、イギリス。全体的には世界100か国、270のモバイルキャリアで発売される予定だ。アメリカでは主要な4キャリア全てで購入可能になるだろう。

アップルはまた、iPhone 4Sの継続も発表した。キャリアと2年間契約を行えば、8GBモデルが無料で提供されるという。

画像提供:REUTERS/Stephen Lam

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