iOS 8ベータ版を iOS 7.1にダウングレードする方法
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iOS 8のベータ版をダウンロードしてインストールし、あちこちいじってチェックする。だが、楽しさは徐々に消えていく。バッテリーはあっという間になくなるし iPhone はクラッシュしっぱなし。ベータ版のオペレーティングシステムを携帯に入れることは結局良い考えではなかったと気付くだろう。

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つまり、iOS 8のベータ版とおさらばしてもっと安定した iOS 7.1にダウングレードする時が来たのだ。心配はいらない。Apple は今年の後半に次世代iPhone の発表に併せて製品版をリリースするから、 iOS 8はその時に改めて手に入れればいい。

ダウングレードは思っているほど難しくはない。基本的に、自分のデバイスに適したバージョンの iOS 7.1を見つけて、次の手順に従えばよいだけだ。

注意: Apple は新バージョンのオペレーティングシステムを古いものにダウングレードすることを許可していない。開発者ページ(有料ログインが必要)では、次の警告を提示している。

iOS 8ベータ版にアップデートしたデバイスは、 前バージョンの iOS にリストアすることはできません。登録された開発用デバイスだけが今後のベータ版と最終的な iOS ソフトウェアにアップデートできます。

Apple はできないと言っているが、実はできるのだ。しかも大した苦労もなしに。

ステップ1: iデバイスを確認して適切な iOS 7.1.1のファイルをダウンロードする

すべてのiデバイスに使える万能な iOS 7.1があると思っているかもしれないが、そうではない。4G LTE 付きの iPad Air であれば、LTE のない iPad Air とは少し違うバージョンの iOS 7.1が使われている。間違ったバージョンをデバイスに入れてしまうと、予期せぬ事態に陥るだろう(最悪の場合、動作しなくなった金属の固まりが手元に残ることになる)。

そのためダウングレードする際には、確実に正しいバージョンを入手しなければならない。

まず初めに、デバイスのモデル番号を見つける必要がある。重要なのはどのキャリアのどのモデルなのかを確認することだ。例えば、Verizon や Sprint の iPhone 5S を持っていたら、iOS 7.1の CDMA バージョンをダウンロードする(モデル番号は A1453かA1533のどちらかとなる)。iPhone のモデル番号はここで、iPad のモデル番号はここで確認できる。

モデル番号とグローバルキャリアのダブルチェックが必要なら、Apple サポートページを見るといい。

さて、iOS 7.1の正しいバージョンをダウンロードしよう。この記事の最後に、特定のモデル番号と携帯電話/キャリアタイプ別に、iOS 7.1.1 各バージョンのダウンロード先のリンクを載せておく。自分のデバイスを見つけて適切なリンクをクリックしよう。

クリックすると、自動的にそのバージョンの iOS 7.1.1が入った .ipsw ファイルのダウンロードが始まる。iTunes の最新バージョンがコンピューターにインストールされていることを確認しておこう。

ステップ2: 本当に iOS 7.1にダウングレードしたいかどうか、考えよう

iOS 8のベータ版から iOS 7にダウングレードする準備が本当にできているかどうか、自問してみよう。ダウングレードには有害な副作用が伴う。デバイス上のすべてのデータを消去してしまうのだ。もし写真、音楽、ファイルを iOS 8ベータ版でバックアップしていたら、 iOS 7.1ではそのバックアップを使って復元することはできなくなる。

さらに、Apple のデバイスは iOS の最新バージョンしか受け付けない。例えば、現時点での最新バージョン(iOS 8ベータ版の前)は iOS 7.1.1だ。つまり、iOS 7.0や iOS 7.0.6などはダウンロードしてインストールすることができないのである。下に示したダウンロードのリンク先は iOS 7.1.1であるが、Apple は iOS 8の製品版を発表する前に新しい iOS 7(iOS 7.1.2など)を出すかもしれない。そうなると下のリンクではなく、そちらのバージョンをダウンロードしなければならなくなる。

また、このダウングレード処理は Apple が今年の後半に iOS 8の正式バージョンを発表してしまったら動作しないことにも注意してほしい。

ステップ3: リカバリーモードの設定、オートシンクのキャンセル

大抵の人は iOS 8から iOS 7.1にダウングレードしようとする前にiPhoneやiPadを「リカバリーモード」にするように言うだろう。リカバリーモードは通常、バックアップファイルからリストアしたい時や、内容を消去し新しいデバイスとしてアクティベートしたいときなどに使う。

携帯電話やタブレットをリカバリーモードにするのはとても簡単だ。

  • iデバイス用の USB ケーブルをコンピューターに差す。iPhone や iPad はまだつながない。
  • 「スライドで電源オフ」の表示がでるまで電源ボタンを長押しし、デバイスの電源を切る。
  • デバイスをUSB ケーブルでコンピューターにつないだ状態で、ホームボタンを長押しする。これでデバイスの電源が入る。
  • Apple のロゴが出て「iTunes に接続します」と表示されるまでホームボタンを押し続ける。ホームボタンを離す。デバイスがリカバリーモードであることを示すメッセージが表示されるはずだ。

携帯電話を DFU モード(Download Firmware Updateモード)にするように言う人がいるかもしれないが、これは実際には必要ないとわかった。それに問題が潜んでいる可能性もある。DFU モードは通常、 iOS デバイスを規制解除しようとするときに使われる。

リカバリーモードになったら iTunes が自動的に立ち上がり、デバイスの同期を始めるだろう。だが iTunes に同期させてはいけない。同期が始まったらキャンセルしよう。

その後、オプションキー(Windows コンピューターでは Shift キー)を押したまま iTunesで「リストア」をクリックする。ファイル検索ウインドウが立ち上がるので、ステップ1でダウンロードした .ipsw ファイルを選択してインストールする。iOS 7.1の適切なバージョン(自分の iPhone や iPad モデルに合った最新のバージョン)を選択していれば、セットアップウィザードがちゃんと動作し通常状態に戻るはずだ。

この処理は、デバイス上のすべてのデータを消去して工場出荷時の設定にリストアする。

気を付けるべきエラー

iOS 8ベータ版を使っている間にバックアップをして iTunes や iCould に保存したとしても、そのバックアップを iOS 7.1にリストアすることはできないということを覚えておいてほしい。

iTunes でエラーが発生したりセットアップが動かなかったりしたら、iOS 7.1の間違ったバージョンをダウンロードしている可能性が高い。あるいは最新バージョンではない可能性がある(Apple が iOS 7.1.1よりも新しいアップデートを発表したかもしれない)。

次に iOS 7.1.1ダウンロード用のリンク先を示す。iOS 7.1の新バージョンが出たら、そちらを使うべきだということを忘れないように。

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