なぜツイッターはフェイスブックのページを真似るのか

以前の記事でも指摘したように、ツイッターとフェイスブックは互いのポジションを入れ替えようとしているように思える。両企業が次々と互いの機能を真似し合うのはそのためではないだろうか。最近、ツイッターが試験的にユーザー・プロフィール画面のデザインを変更し、フェイスブックそっくりにしたと報じられた。

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最近、Mashableのマット・ペトロンジオは自身のツイッター・プロフィール画面に大幅なアップデートが加えられたと報じた。カード形式で表示されたツイートとユーザー情報が並んでいる構成は、まるでフェイスブックのようだったという。フェイスブックのプロフィール画面がこの形式になったのは2011年で、Googleも同社のGoogle +がこのデザインを真似たとして糾弾されたことがある。

ツイッターが機能のメジャーアップデートを一般公開する前に、一部の限定的なユーザーに対してテストを行うことは別に珍しくない。しかし、たとえこの機能が実際には日の目を見ることがないにしても(あくまでもテストに過ぎないので)、ツイッターが従来のテキスト重視な伝統よりもビジュアルを優先し始めたことに対し、ユーザーは気を引き締める必要があるだろう。

ツイッター社の株式は株式市場に公開されているため、同社は定期的に投資家たちによる厳しい精査を受けている。今月はじめに行われた最初の決算発表では、収益は増加しているものの成長率は低いことを認め、同社の株価は25%下落した(その後は多少回復した)。そのためツイッターは現在、ユーザーの維持と拡大に向けた新たな取り組みを模索する必要に迫られているのだ。

先月、ツイッターはデスクトップ版のアップデートを行い、デスクトップ版の外観をモバイル版に寄せた。これに先立ってモバイル版の検索機能にもアップデートが施されており、「見つける」という項目が新たに追加されている。ツイッターはこれらのアップデートを過去数ヶ月の間に次々とリリースしてきた。今回のユーザー・プロフィールの変更も既にテスト段階に入っているということは、近いうちにリリースされる可能性があると考えていいだろう。

しかしこの変更は、現在ソーシャル界で進行中の大きな動向のほんの一部に過ぎないのだ。フェイスブック、Google +、ツイッター、そしてピンタレストといった各ソーシャルメディアは次第に差が無くなり、互いに似通ったものになってきている。特にユーザー機能に関してはこの傾向が強い。これらの主要なソーシャルメディアは成長の過程で、ユーザーの嗜好についていくために互いの機能を真似し合っているからである。

だからツイッターがフェイスブックにそっくりなプロフィール画面を公開したとしても、何も驚くことはないのだ。ツイッターは(カジュアルユーザーにも親しみやすいという点において)フェイスブックのようになりたがっているのであり、たとえ(フェイスブックのような)オンライン上の「ハブ」にはなれないとしても、ユーザーフレンドリーな機能は喜んで取り入れるだろう。

ユーザー・プロフィールを変更してもツイッターの使い道自体が変わるわけではないが、フェイスブックやGoogle+のユーザーにとって親しみやすいプラットフォームにはなるだろう。両者のプロフィール画面もそっくり同じなのだから。これによって新しいユーザーの獲得にもつながるかもしれない。また、昨年フェイスブックがハッシュタグを導入した件に対する良い仕返しにもなるだろう。

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画像提供:Reuters

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