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2013年を総括すると、AndroidアプリのほうがiOSアプリよりも優れているという結果に

2013年を総括すると、AndroidアプリのほうがiOSアプリよりも優れているという結果に

2014.2.12 17:17 | Dan Rowinski | t.ueda

Applause Analyticsの調査結果によると、iOSユーザーよりもAndroidユーザーのほうがアプリのレビューに積極的で、アプリを高く評価していることが分かった。

1年前、iOSアプリはAndroidアプリと同じぐらいユーザーに愛されているという確信を我々は抱いていたし、それを証明するデータも持っていた。しかし2013年を振り返ると... Androidアプリがユーザーの人気を奪い去ってしまったようだ。

モバイルテスト会社のuTestは昨年、アップルApp StoreとGoogle Playの両方をクロールする同社のアルゴリズム・エンジン「Applause」を使用して、ユーザーのレビューに基づいたiOSとAndroid両アプリケーションの品質評価を行った。2012年には、iOSが十分な差をつけてAndroidを上回っていた。しかし2013年には状況が変わっていたのだ。

uTestのコミュニケーション・マネージャー、ニック・ローレンツェンは以下のコメントを伝えている。

我々のデータ・サイエンティストは、最初にApplause Analyticsを使って調査を開始した2012年時点のデータと2013年のデータの相違点に注目した。2013年の第4四半期には、GoogleユーザーのほうがiOSユーザーよりはるかに積極的に評価に参加している(毎月多くのレビューを行っている)ことが分かった。この変化は2012年の第4四半期から始まっており、GoogleユーザーはiOSユーザーよりも平均的に高い評価をアプリに与えている。

Source: uTest
Source: uTest

一点、注意すべき事実がある。2012年11月末からグーグルが、レビュー投稿の際にはユーザーのGoogle+プロフィールに結び付いた実名公開を強制するようになったという点だ。インターネット上のコメントと同様に、人々は実名を使用する場合にはより丁寧なレビューを行う傾向がある。アップルはApp Storeのレビューを投稿する際、ユーザーが匿名で記入することをまだ認めている。
uTestのマーケティングおよび戦略の責任者であるマット・ジョンストンは、これに加えて以下のような考えを披露している。

我々は、iOSユーザーとAndroidユーザーの評価内容が前年とあまりにも違っていたので驚いた。この変化の理由のひとつは恐らくハードウェアに関係しているだろう。ユーザーのアプリに対する満足度に最も関連性が深いのはデバイスメーカーとモデル(OSバージョンやキャリア以上に)だ。したがって要因のひとつは、Android携帯が過去に比べてはるかに良くなっている、あるいは少なくともユーザーにとっては良くなったと思えたという点だ。これは、サムスンがAndroid市場の支配的なシェアを勝ち取ったこと、そしてAndroidデバイスの全体的な進化スピードを考えれば、直感的に理解できるだろう。

もう一つもっともらしい答え(上記ほど明白ではないが、多くの事例証拠がある)をあげるとすれば、iOS7へのアアップデートがiOSの評価を下げる決定打になったことだろう。これは特に、iOS7に対応したアップデートや最適化がなされていないアプリのユーザー間で顕著だった。

アルゴリズム・エンジン「Applause」の仕組み

Applauseは、Google PlayやアップルApp Store、Windows Phone Marketplaceでのアプリ・レビューを一通りクロールすることによって、各ストアの満足度ランキングを引き出している。このアルゴリズムでは、多種多様な解析用カテゴリに属するキーワードや、アプリがレビューで獲得した星の数などが考慮される。例えばユーザーが「このアプリはよくクラッシュする」と書いたとすると、Applauseはクラッシュという単語に注目し、解析用の「パフォーマンス」カテゴリにランク付けを行う。

ジョンストンは次のように説明している。

Applause Analyticsは現在までに、200万以上のアプリケーションに関する1億7000万以上のレビューをクロールした。この数字は新たなアプリとレビューが出現するたびに、日々増加している。

各アプリは、その全体的性能とユーザー満足度を評価され、0-100のApplauseスコアを獲得する。もっと細かいレベルでは、アプリはそれぞれ、10の主要なアプリ品質特性(たとえば、安定性、パフォーマンス、有用性、上品さ、内容など)にわたって得点付けがなされる。

uTestはApplauseに社名を変更

uTestは2013年の終わりに社名を「Applause」に変更すると発表した。解析やパフォーマンス、マーケット・テストを中心とした同社の取り組みをより正確に言い表すためだ。同社はさらに、Applause Analyticsのアップデートも発表した。これによって開発者は自分のアプリに発生している問題やその原因を見つけやすくなるという。Applauseには新しいREST(Representational State Transfer) APIも追加される予定だ。このAPIによって、開発者のライフサイクル管理と彼らが使用しているビジネス・インテリジェンス・ツールにApplauseの解析データを取り込むことが可能となる。

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