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先日LAで行われたCESで、Fitbitは秀逸なデザインのスマートウォッチ兼フィットネストラッカー、Fitbit Blazeをお披露目した。

$199のこのデバイスはカラータッチスクリーンと5日間もつバッテリーを備え、フィットネス、ランニングのトラッキング、トレーニング、ヨガその他のアクティビティ向けに、ハード/ソフト面で多くの機能を備えている。

Blazeは去年リリースされたFitbit SurgeとChargeの後続に当たる機種で、歩数計の他に心拍数トラッキングが追加され、より激しいトレーニングを要するランやウェイトリフティングなどの領域にも乗り出した。これでFitbitはフィットネス機能を売り込んでいるApple WatchのAppleや、Runtastic、Under ArmourといったFitbitのマーケット支配を揺るがすに至ってない他のフィットネストラッカーメーカーにも挑戦を仕掛けるかたちになる。

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もっとも興味深いことは、Fitbitが去年買収したアプリメーカー、Fitstarの基本的なワークアウトを取り込んだ点だ。Fitstarのすべてのワークアウトが含まれているわけではないが、ジムに通えないときでもFitbit Blazeを使って、ホテルやオフィスでちょっとしたエクセサイズを行うことが出来る。

実のところ、FitbitとFitStarの統合は残念な方向に進んだと考えている。FitStarがBlazeからの心拍数とアクティビティデータを使って、トレーニングがよりパーソナライズされたものになるのを期待していたが、Blazeは心拍数しか活用していない。全体的な健康の判断基準は有用なものだが、これではその日トレーニングをやめるべきか、すべてのメニューをやりきるべきかくらいしかわからない。

そしてこの点はBlazeやその他のFitbitのトラッカーが抱える大きな欠点だ。Fitbitで動くソフトはFitbitが製作したものだけだ。デバイスとして素晴らしいものであり、その売り上げも素晴らしいが、Fitbitのエンジニアがどこまで出来るか(そしてどこまで構築に時間をさけるか)が、この商品の限界となる。

Fitbitは市場のトップシェアを誇り、Apple Watchですらその存在を脅かすに至っていないことが示しているように、人々がフィットネストラッカーに求めるものを理解する素晴らしいセンスがある。アプリケーションを構築する開発者のためのブレイズの内臓へのアクセスで、おそらく不足が問題になることはないだろう。サポートするサードパーティの開発者は、既に乏しいエンジニアリングリソースを間違いなく奪われることになるだろう。

その裏で、Fitbitは自社のAPIのためのプロダクトマネージャーを雇っており、ファームウェアの経験がある人材や、APIチームと連携できるファームウェアエンジニアを探している。これらの事からFitbitデバイスの中身がより明らかになる日は近づいてきているとも思える。

最終的にFitbitは既によく利用されているAPIを公開したように、自社のハードについても公開することになると考えている。

Fitbitのフィットネスデータを活用したいと考えている開発者たちもこの優れたデザインと機能を一目見れば、同じくハードについて公開してほしいと願うだろう。

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