Apple TVで開発者達が抱える大きな問題の1つに、リモコンしかない時でのアプリのログインをどうするかという点があるが、これに救いの手が差し伸べられる。

パスワード代替ツール、TwitterのDigitsだ。

Digitsによりユーザーが電話番号や確認コードを入力しなくても、Apple TVで認証を行うことが可能となる。ユーザーが直接入力する代わりに、Digitsウェブサイトで登録したパスワードがTVに表示される。

もともと電話番号を使ったログインサービスだったDigitsの次の手としては面白いものだ。

今年開発者に向けて行われたTwitter Flightカンファレンスで、TwitterはDigitsを電話番号の他にメールアドレスでも認証できるようにする事を明らかにした。

だがこのどちらもApple TV上でのログインサービスとしては、上手く機能していない。というわけでApple TV上では行わないログインサービスとしてはどうかというわけだ。

この方法はHBOgoやShowtime Anytime, CBS All Accessなど、その他のTVアプリでは一般的なものであり、Twitterはこれを小規模な開発者たちにも楽に使えるようにしようとしている。

Tosignin

Digitsが電話番号をパスワード代わりに使えることを意図して作られたことから、Twitter Fabricサービスを利用する多くのモバイル開発者たちは、これをよく利用することになるだろう。ユーザーが電話番号を入力すると、確認コードが携帯にSMSで送られてくる。メールアドレス宛にパスワードが送られてくるような感じだ。(SMSの代金はTwitterがもつ。Digitsサービスにとっては余計な出費だ)

多くのモバイルユーザーにとってSMSを使ったログインサービスは上手く機能している。取り分け途上国ではコンピュータよりもスマートフォンの方がはるかに普及しており、多くの人々はメールアドレスを持たないからだ。

しかしこの事は、西洋諸国におけるDigitsの普及のハードルとも言える。西洋諸国ではメールでのログインは確立された方法であり、それを使ったマーケティングはユーザーの獲得・確保における主要な手段になっている。

Apple TVの開発者に取り入ろうとしている企業はTwitterだけではない。Facebookは11月にtvOS向けのログイン機能を含むSDKのβ版を発表した。だがFacebook ParseフレームワークはまだtvOSとの互換性をテストしている段階であり、GitHubの実験版ブランチから置かれているものの、公式にサポートされてるわけではない。

DigitsはTwitterのモバイル開発プラットフォームであるFabricの一部分だ。The CrashlyticsキットもtvOSに対応し、開発者がTVアプリが落ちた際の解析に役立てることが出来る。

Twitterが無料で使えるFabricでどの様に利益をあげようとしているのは定かではない。だがFabricを使う開発者たちがTwitterの広告サービスも利用する様になり、結果として収益を挙げられると予測しているとは言っている。この線で考えれば、TwitterがDigitsだけでなくFabricの他の部分もできるだけ多く使ってもらいたがっている事だろう。

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