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全国のスーモカウンター(後述店舗)に、12月19日から人型ロボット「Pepper」が登場する。店頭の接客担当として、住まい探しの手助けをしてくれるだけでなく、大人も子供も楽しめるオリジナルの機能を備えているという。

■店頭で接客、会話やオリジナルのゲームも

リクルートテクノロジーズとリクルート住まいカンパニーが共同で、ソフトバンクロボティクスの開発・提供する「Pepper for Biz」(法人向けモデル)を活用し、独自の取り組みを開始した。

リクルートテクノロジーズ内の研究開発機関、アドバンスドテクノロジーラボ(ATL)が自然言語処理技術を活用し、独自に開発した会話BOTを搭載。店頭で話しかけると、身振り手振りを加えながら、スーモカウンターについてタブレットを使って解説してくれる。住宅に関する質問をすると、分かりやすく答えてくれる機能も。

こうした住まいを探すお手伝いのほかに、自然な会話を楽しんだり、子供と一緒にゲームをして遊んだりすることもできる。暇になると独り言をつぶやく、という人間らしい一面もあるそうなので、遠くから様子をうかがってみるのも楽しいかもしれない。

■自然言語処理技術を独自開発

こうした“人間らしさ”を実現するカギは、独自に開発した自然言語処理技術にある。
店頭でPepperに話しかけると、まずPepperは内蔵されているマイクを通じて音声を認識。その音声はデータ化され、ATLが独自に開発した会話生成エンジンに転送される。ここで分析された音声データの結果を元に、会話データベースから適切な回答が選択され、その回答をPepperが音声として発する仕組みになっている。一連の処理にかかる時間はわずか0.3秒ほどだという。

ATLはこれまで、コンピューターが人間の言葉を認識し、適切な返答をすることで自然な会話を楽しめるアプリケーションの開発に取り組んできた。これまでの会話BOTは画一的で不自然な答えが返ってくることも多かったが、ATLは、形態素解析や会話のマッチング処理を数年にわたりチューニングしてきたことで、あたかも生身の人間と会話しているかのようなバリエーションに富んだ返答をできるようになった。

pepper

ATLの自然言語処理技術は、2014年7月にリリースされ、アカウントの友だち数が約1600万人を記録している「LINEパン田一郎」にも活用されている。LINEの公式アカウントで受けたユーザーのメッセージを自社システムと連携させ、ユーザーに様々な情報を提供できる「LINEビジネスコネクト」を活用し、リクルートジョブズと共同開発。LINEでパン田一郎に話しかけると、会話中の文章や質問をコンピューターで解析し、おすすめのバイト情報を返す機能が好評を博した。パン田一郎の返答が自然で、感情表現も豊かなことから「中に人がいるみたい」「レスが面白いからつい暇だと話しかけてしまう」といったユーザーの声も聞かれた。

今回はこの技術を、人型ロボット「Pepper」と住まいを探す顧客との対面のコミュニケーションで実現。今年4月に「スーモカウンター注文住宅 アリオ橋本店」に試験導入すると、導入前に比べて足を止める人の数が増え、来場者数は数倍を記録。スーモカウンターの利用者増にもつながった。9月には「八重洲地下街」、「アルカキット錦糸町」、「南砂町SUNAMO」のカウンターにも拡大導入したが、「すごく賢い」・「スーモカウンターに興味を持った」といった声が聞かれるなど、いずれも好評を博したことから、全国展開に踏み切った。

■全国のスーモカウンターで展開

独自の会話BOTを搭載するPepperは、今月19日から順次、全国のスーモカウンターに登場する。対象エリアは、東京・千葉(6店舗)、静岡(1店舗)、愛知(3店舗)、関西(4店舗)、福岡(1店舗)の計15店舗を予定。「大切な住まい探しでも、子どもの様子が気になってしまい、落ち着いて相談できない」――。そんな悩みを抱えていたユーザーは、気軽に話しかけに行ってみるとよいかもしれない。

【関東エリア】
ビックロ新宿東口(注文住宅新築マンション
八重洲地下街(新築マンション
紀伊國屋書店新宿南(新築マンション
南砂町SUNAMO(注文住宅新築マンション
アリオ亀有(新築マンション
アリオ蘇我(注文住宅

【東海エリア】
イオンモール浜松市野(注文住宅

【愛知エリア】
イオンモール名古屋みなと(注文住宅新築マンション
イオンモール大高(注文住宅新築マンション
イオンモール岡崎(注文住宅

【関西エリア】
グランフロント大阪(注文住宅新築マンション
イオンモールKYOTO(注文住宅新築マンション
イオンモール久御山(注文住宅
阪急西宮ガーデンズ(注文住宅新築マンション

【九州エリア】
イオンモール福岡(注文住宅

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