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アップルのSiriもなかなか気の利いた発言をするが、モバイルデバイスのお笑い界(天然部門)を席巻するほどではない。サムスン Galaxy S4の新しいアプリ、「S Translator」に注目してみよう。

S Translatorは、リアルタイム翻訳を行うクラウドベースのボイステキスト翻訳アプリだ(実際に使うつもりなら…幸運を祈る)。悩める旅行者を救うために、アプリには9カ国語に対応した豊富なライブラリが収録されている。

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内容のほとんどは、「これが私のパスポートです」「水を一杯いただけますか?」といったありきたりで実用的なものだ。しかし、ちょっと掘り下げてみるとおかしなものが出てくる。

以下を見ていただきたい。これは、「社交/外見に関する話題」の項目に出てくるフレーズだ。

・彼女はぽっちゃりしてるけど可愛いね
・タバコを止めたら太っちゃったよ
・私は顔が大きいんです

I-gained-some-weight-3サムスンが何故これらを需要の高いフレーズだと判断したのか、そして何故ライブラリに収録したのかは謎だ。「あなたの体重はどれくらいですか?」なんてものまである。断言するが、こんな翻訳を利用する機会は滅多にない。というか、あってはならない。

韓国企業が西洋ユーザーとの文化的相違をちゃんと認識していなかったせいだと思うことにしておこう。サムスンのようにグローバルな成功を収めている国際企業にとって、らしくないミスではあるが。

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I-lose-myself-for-meat-3収録された全フレーズのなかで、一番おかしかったものはこれだ。「I lose myself when I see meat.(私は肉を見ると我を忘れます)」

これは恐らく、元の韓国語から英語に翻訳する際に何か手違いがあったのだろう。Google翻訳で上のスペイン語を翻訳すると、「I love meat」となる。S Translatorが薦めてくるものよりは自然な言い回しだ。

他にも、アジア市場向けなら相応しかっただろうが、米国版にはちょっとどうかと思うようなフレーズがたくさんある。

・醤油を取ってください
・それは韓国の酒です。マッコリとも言います。
・私の父は厳格ですが、いい人です。
・私は鼠の年に生まれました。
・新しい箸をください。

こうした発見は楽しいものだが、イースターエッグと違ってでたらめに隠されているので、唐突な笑いを誘って気まずい空気になることもある。

サムスンに、アプリのライブラリに登録されたフレーズはどうやって選ばれたのか説明してほしいとリクエストを出してみたが、今のところ正式な回答はない。もし回答が来たら更新するつもりだ。他にも面白いフレーズをS Translatorで見つけたら、是非コメントで教えて欲しい。

※主な画像はサムスンのご厚意により、Galaxy S4プレゼンテーション動画からキャプチャしたものです

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