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モバイル デベロッパー支援会社のMacBuildServerは、アップルのiOSデベロッパー エンタープライズ プログラムに空いていた抜け穴を利用して、iガジェット上で任天堂のゲームがプレイできる非公式のアプリをユーザーの端末にインストールさせていた。しかし、その抜け穴がアップルによって閉じられてしまった。

技術的な話をすると、そのアプリは任天堂ゲームボーイアドバンスの機能をエミュレートするものだ。任天堂のゲームは通常iOSデバイスでプレイすることができないので、海賊版のゲームをプレイするアプリはiPhoneやiPadを脱獄させないと動作しない。

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MacBuildServerは水曜日の朝、ブログの記事で以下のニュースを伝えた

昨日、アップルの誰かから当社の創始者であるSerge氏に電話があり、我社のエンタープライズ証明書の用途がアップルの規約に違反していると伝えられた。

photo_0ReadWriteは、当アプリ(GBA4iOS)が端末に新規インストールできなくなっていることを確認している。MacBuildServerがアプリをビルドし、インストールしようとしている気配はあるのだが、その後「アプリをダウンロードできません」というエラー画面が表示されてしまう。アップルがアプリの署名に使われる証明書を無効にしたか、サードパーティからのアプリ配信を制限したかのどちらかだろう。

これまでの経緯

ちょっと復習しよう。MacBuildServerは、アップルのXcodeコンパイラと、GBA4iOSアプリをインストールするための公式なアカウントホルダーの両方の役割を果たしてきた。ユーザーがアプリをインストールするには、アプリ製作者のGithubページで「インストール」ボタンをクリックするだけで良かったのだ。クリックしたら後はMacBuildServerが自動的に、無償で提供されているアプリのコードをビルドし、MacBuildServerの証明書を使って署名し、インストールしてくれる。もちろんデバイスの脱獄は必要ないし、時間もほとんどかからない。

MacBuildServerが自社の証明書を不特定多数のユーザーに開放するのは、明確な規約違反である。

アップルは、不特定多数のユーザーがテストアプリをインストールできないよう、デベロッパー エンタープライズ プログラムの仕組みを完全に変えてしまうこともできたはずだが、驚いたことにそうはせず、もっと控えめな対応を行った。

エミュレーターはまだ生きている

今回のインストール祭りに乗り遅れた人でも、GBA4iOSアプリを手に入れるチャンスはまだ残っている。ただし、無料ではないし簡単でもない。

エミュレーターをダウンロードしたい人は、まず自身のデベロッパー アカウントが必要となる。App Storeからダウンロードしたものではないアプリをインストールするためには証明書が必要であり、そのために99ドルを支払ってアカウント登録をしなければならないのだ。MacBuildServerが今後、デベロッパー アカウントを持っているユーザーのためにGBA4iOSアプリをビルドしてくれるかどうかはまだ分かっていない。我々の予想ではおそらくしてくれるだろう。少なくとも、MacBuildServerの発表を見る限りは有望に思える。

希望を捨てないでください!

白魔法はまたすぐに発動します!我々は、デベロッパーが優れたアプリを開発するのを支援するために、MacBuildServerを使いやすい配信ツールに作り変えようとしており、現在新しい機能の開発に取り組んでいます。

今のうちにやっておいて欲しいことがあります。我々のサービスを今後も使い続けるために、アップルのデベロッパー アカウント(99ドル/年)に登録してください。そうすれば、iOS7の全機能を試すことができます。

ReadWriteは、MacBuildServerが登録済みのデベロッパーのために今後も引き続きアプリをコンパイルしてくれるのかどうか、直接問い合わせを送ってみた。回答があれば更新するつもりだ。

もしMacBuildServerがゲームから退場してしまったら、ユーザーはアップルのXcode開発環境を使って自分でアプリをコンパイルしなければならない。それはもっと複雑な作業になるし、脱獄していないデバイスにコンパイルしたアプリをインストールするためには、やはりデベロッパー アカウントが必要となる。

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