Xbox Oneを選ぶ理由
Pocket

「製造し得るもっとも暗い黒」ことリキッドブラック色の機体はもうご覧になっただろうか。情報が流れる度にその評価は乱高下したが、最終的に高い評価を獲得していることは、既にご承知の通りだ。以前にPS4を買うべき理由を紹介させて頂いたが、今回はXbox Oneの最新機能を改めて紹介したい。

関連記事:PlayStation 4を選ぶ理由

Xbox Oneの登場が意味するのは、マイクロソフトが狙うユーザー層は全人類だということだ。ゲーム業界に革新をもたらしたKinectだが、元々の市場は一般的な家庭用ゲーム機市場であった。対して新型Kinectは、普段それほどゲームをしない人からコアなゲーマーたちまで幅広くターゲットにした戦略商品へと見事に昇華されている。さらにはこれまでゲームに全く興味がなかった層の取り込みにも成功しており、ゲーム機の枠を超えた全く新しい家電を提唱しているのだ。

16-DSC08588

エンターテイメントに特化した機能

先代「Xbox 360」のイメージと言えば、緑色に輝く本体を横目に、ヘッドセットを掛けたゲーマー達がFPSゲーム(ファースト・パーソン・シューティングゲーム)でネット対戦し、激しい銃撃戦を繰り広げている光景が目に浮かぶ。後継機「Xbox One」に、そのようなイメージは一切存在しない。敢えてイメージするとすれば、真っ白いキャンパスだ。どのユーザーも個々に思い描いた絵を自由に描けるように設計されている。プレーヤー=ゲーマーという構図はもはや崩れ去ったのだ。

経済的余裕のある人にとって、Xbox Oneは美しいパネル型UIと最先端のコントローラを備えた素晴らしい家電だといえる。「ゲーム機」というものに全く興味がない人にとっても十分に魅力的な商品だろう。その理由は、数々の最新機能により証明できる。

HDMIパス・スルー

マイクロソフトは、我々にXbox Oneでテレビをみてほしいのだ。(もちろん、地上波放送を視聴するという意味)。マイクロソフトが理想とする世界は、ユーザーがXbox OneのUIから全く遷移せずにゲームからテレビまで楽しめるというものだ。実際のところ、最近のレビューをみる限りではまだ多少ぎこちない挙動を晒しているようだが、NetflixやHulu等と同様にテレビ放送が一つに集約される。という流れは間違ってなさそうだ。

Kinect 2

Xbox OneとKinect2は、夫婦の如く非常に密接な関係である。この2つはセットで販売されており、Xbox Oneの販売価格が499ドルと割とお高いのはコレが原因である。
Kinect2の音声認識と動作を感知する機能は、Xbox Oneでは標準機能となっているのだ。
音声でテレビを操作したり、スワイプでメニューを操作したり、テレビを前にしながら理想のカラダを手に入れることもできるのである。

アプリ

8年前であれば、ゲーム機に「ゲーム」以外の機能を付けて売り出そうとしたら笑いものになっていただろう。時代は変わった。今やNetflixやHuluが使えないゲーム機なんて考えられるだろうか。おそらくユーザーが発狂し始めることだろう。嬉しい事に、マイクロソフトは発売当初から数多くのアプリをリリースし、ソニーのPS4を上回るラインナップを揃えてきた。現在発表されているだけでも、NetflixとHuluに加えてESPN, Fox Now, FX Now, HBO Go, Twitch, Machinima,など豊富なアプリたちから選択可能だ。

マルチタスク

バシバシとチャンネル変えてしまう人に朗報である。Xbox Oneのハードとソフト、双方共にマルチタスクを前提に作られているのだ。ゲームからテレビ・映画に瞬時に切り替えることができるし、画面を分割して同時に二つのコンテンツを表示させることも可能だ。この機能はスカイプを筆頭に、スポーツ中継、音楽、ゲーム等にも対応している。

Xbox Liveはやっぱり凄い

Xbox LiveはXbox 360時代から、マルチプレイヤー用ゲームプラットフォームとして爆発的に成長してきた。Xbox Oneの時代となっても、その勢いはとどまるところを知らない。
Xbox Liveには、長時間を費やして手に入れた膨大なgamerscore(ゲームの進行に合わせて付与される累積ポイント)を抱えているユーザーが多い。友達が遊ぶ別のプラットフォームに浮気したいと思ったとしても、いまさら他社製品に乗り換えづらい状況がある。

Xbox Liveは、ソニーのゲームプラットフォーム「PlayStation Network」と共に有料オンラインゲームの市場をリードしてきた。Xbox Oneの登場によって、Xbox Liveのシームレスな接続と快適なネットワーク環境はさらに強固なものとなるだろう。現在マイクロソフトは、有料会員Xbox Liveゴールドメンバーシップ契約者に対し、2014年の間は毎月無料でゲームが遊べる特典を用意している。

本質はゲーム機

Xbox Oneは、マルチタスクなホーム・エンターテイメントに鬼のようなこだわりを見せているが、その真髄はやはり「ゲーム」である。ゲームタイトルは、PS4、Xbox One共に今後着実に増えていく予定だが、現時点ではXbox Oneの方が間違いなく優勢である。

今すぐ買いたい人にとって、現在出揃っているタイトルは重要な判断材料だ。本体購入後すぐにゲームをプレイしたいのは当然で、期待するソフトのリリースが1年先では意味がない。既にリリース済みである22タイトルを紹介しておこう。

・Assassins Creed IV: Black Flag
・Battlefield 4
・Call of Duty: Ghosts
・Crimson Dragon
・Dead Rising 3
・FIFA 14
・Fighter Within
・Forza Motorsport 5
・Just Dance 2014
・Killer Instinct
・Lego Marvel Super Heroes
・LocoCycle
・Madden NFL 25
・NBA 2K14
・NBA LIVE 14
・Need for Speed Rivals
・Powerstar Golf
・Ryse: Son of Rome
・Skylanders SWAP Force
・Xbox Fitness
・Zoo Tycoon
・Zumba Fitness World Party

例によって確実な助言をするならば「まだあわてるような時間じゃない」ということだ。
PS4も結構なバグや初期不良が発生しているようだし、Xbox Oneもそれなりにバタバタしている。忘れてはいけないのが、両ゲーム機共に丸「一世代」使い続けることを前提に設計されているということだ。先代の「一世代」とは実に8年もの長期にわたるものであった。長期的に見てどちらがより優れたハードなのかは、時間のみが判断してくれるものかもしれない。それでも早々に決心したいということであれば、我々が置かれている状況を全て見極めてから、正しい決断をしていただけることを願っている。

画像提供:Taylor Hatmaker

Pocket