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“事情通”によれば、グーグルはユーザーにモバイルアプリがアクセスできるデータを選り分け出来るようにするという。つまり、スマートフォンおよびタブレットでアプリが連絡先や現在地からの情報を得るのは止めさせるが、アルバムへのアクセスは許可するといった事が可能になるかもしれないという事だ。

この件についてグーグルは肯定も否定もしていないが、その取り組みは意味がある。現在、アプリが(主に最初にインストールする際に)ユーザーにデータへのアクセスを確認する際、あらゆるデータへのアクセスを許可するか、インストール自体を止めるかしか選択肢がない。

Android4.3ではApp Opsとして知られるパーミッション設定用の隠し機能のおかげで、この現状についてわずかながらも改善の兆しを見ることが出来た。グーグルによって削除されてしまったが、それまでこの機能はあるべき姿への第一歩のように思えた。

細かいユーザーコントロールはAndroidユーザーがCyanogenModのようなApp Opsと同じような機能を標準で備えた代替環境への乗換えを考える主な理由のひとつだ。またプライバシーへの配慮はBlackphoneの様にセキュリティを重視する企業を後押しすることにもなっている。Blackphoneも細かいユーザーコントロール機能を装備した改変版のAndroidで動いている。グーグルは今、App Opsを再登板させようとしているようだ。

話が出てきたタイミングも、この噂に現実味を持たしている。今月後半に開かれるグーグルの年次カンファレンス、I/OのアジェンダにはAndroid for Workや突拍子もないウェアラブルなどについてのお題が上がっているが、それらに混じって次世代Androidについての展望が取り上げられているのは言うまでもない。

グーグルに絡んだデータやガジェット、そしてユーザーの数が増えるに連れ、グーグルもパーミッションに対する考えを改めざるを得ないだろう。 Androidデバイスを使う上で、アプリをインストールする為に余計な情報まで提供することをよしとするユーザーなどいない。

グーグルがどう言おうが、これはAndroidのセキュリティ強化のための取り組みの一部と考えるべきだ。既に遅すぎるくらいではあるが。

トップ画像提供:David Hamilton for ReadWrite

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