Apple Watchを読者が手に入れるのは数週間後になる。だが、ニューヨーク・タイムズ、CNET、The Vergeからは先行レビューが届いている。

その結論とは?話題のApple Watchは、スタイリッシュで、多くの可能性を秘めるものだ。しかし、期待には及ばなかった点がいくつかある。特にバッテリー寿命は限られており、アップル製品には珍しく、反応性と操作性に難がある。

われわれはThe Vergeのニレイ・パテル、Yahoo Techのデヴィッド・ポーグ、CNETのスコット・ステイン、ニューヨーク・タイムズのファルハッド・マンジョー各氏による4つの主なレビューから注目すべき点を抜粋した。これらのレビューを合計すると約1万8,000字にもなる。読者はのちにこの記事に感謝することになるだろう。

製造品質

アップルがまたしても、精巧で美しく、スタイリッシュな端末を生み出したのは間違いないようだ。ステインは「美しく構成されている」、パテルは「工学技術の傑作」と表現しており、全員が製造品質を褒めている。

端末がコンパクトで、存在感が控えめな点も評価されている。レザーバンドも含め約83グラムで、Moto 360よりは重いが、既存のメンズ用高級時計ほどではない。外観においてアップルが成功を収めたのは明らかだ。

反応性とインターフェース

中にはApple Watchの反応の悪さを報告しているレビューもある。特にiPhoneからのGPSシグナルを受信する際には常に反応が遅れるという。これはソフトウェア・バグと見られており、後日、アップデートによって修正されるだろう(アップルはそう保証しているようだ)。だが、出だしでつまずいたのは否めない。

その他ほとんどのスマートウォッチとは異なり、Apple Watchの画面は常にオンになっているわけではない。バッテリー寿命をできるだけ長く持たせるこの仕様により、第1世代のApple Watchは少々動力不足となってしまったようだ。画面を起動する際にはコンマ何秒かのラグが見られる。標準アプリで情報を表示する際も同様だ。

Apple Watchのインターフェースは操作を習得しやすい、というのがレビュアーのおおむねの意見だ。ニューヨーク・タイムズに掲載されたマンジョーのレビューでは「操作の習得が容易」という言葉が見出しになっているほどである。ただし、通知を受け取る方法など、操作が簡単にはわからない場合もある。

アプリとアラート

Apple Watchのアプリ(もちろん、多くのアプリがこれから登場するが)はピンからキリまでだということが判明した。フィットネス用のアプリは全体的に高評価だが、4人中2人以上のレビュアーがTwitterのような標準アプリの通知を受け取るのは実用的ではないと考えた。

「Twitterのグランスはトレンドのトップを表示するよう設定されていますが、ロード時間は携帯を取り出して確認するのと変わりませんでした」とパテルは述べている。その一方で彼はインターフェースを高く評価している(ポーグは「見事だ」と表現)。

アップルが数か月にわたって宣伝してきた心拍送信オプションと絵文字に関しては賛否両論だ。しかし、同製品で特に際立つ機能として、「タップティック・エンジン」のフィードバックが挙げられる。これは通知に応じて異なるパターンの振動を行う機能で、アラートを受け取ったり、画面を見なくても通知を見分ける方法として称賛されている。

バッテリー寿命

バッテリー寿命はほとんどのレビュアーが最大の問題だと評した。予想通り、Apple Watchはほぼ一日使用することができるものの、夕方か夜には充電しなければならない。

デヴィッド・ポーグのみ、2日目まで使用することができたようだが、バッテリー切れの心配をするよりは毎晩充電をしておきたいところだろう。

上記の要約すら長すぎるという読者へ、一言でいうとこうだ。Apple Watchが素晴らしい端末であることは間違いないが、必要性には疑問が残る。もし購入するなら、第2世代の登場まで待つことを検討した方がよい。

トップ画像提供:Apple

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