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小さな手を持つ女性として、iPhone 6 Plusと上手くやっていくのには少々の努力が必要だ。これは今までのiPhoneでは最大のものであり、私が使うにはだいぶ無理な手の使い方をする必要がある。 しかしながらそのコツを掴むことは出来た。あとは周りから微妙な反応をされることがある位だ。ある時は女性から、そしてほとんどは男性からだ。

新しいガジェットを試すのにはいいタイミングだ。iPhone 6 Plusが出てから3ヶ月たった今でも、私のハンドセットを思わず見つめられてしまうことがある。しかし私はそれを咎めるつもりはない。大きなスマホはここ数年でどこでも見られるものになったが、それでもiPhoneおよびそのユーザーにとってその大きさは新しいものだ。

この事で私は多くの人が目を見開くのを見てきた。訝しげな眼差しも含めてだ。そのリアクションは性別によって分かれてくる。ここで浮かぶ疑問とは、アップル最大のスマホについて性別の観点から語れることはないだろうかということだ。

数のうちに入ってない女性達へのメッセージ

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数年前に遡れば、男女の性差について、モバイル業界が妙な取り組みをしてきた事を思い出すのではないだろうか。 通知の際のライトアップなど完全に女性にターゲットを絞ってきたHTC Rhymeや、Palm Preの蛍光機能、そしてその仲間のPalm Pixiなどをみて笑い転げたことは記憶に新しい。

もちろんメーカーも頑張っている。そして彼らはいよいよ女性ユーザーの心をまともな方法でつかめる様になった。社会学者のゼイネップ・トゥフェクシがMediumに去年投稿した内容によると、スマホのスクリーンが大きくなるのは「男性にとっては、ただの小さな付加価値」であり、しかし「女性にとっては、テクノロジー業界は彼女達がモノの数に入っていないのだというメッセージだ」という。

彼女にとって、この事は更に大きなことを意味する。彼女は自分が持っているNexus4のサイズのせいで、トルコ・イスタンブールでの催涙ガスの使用について記事を残す事が出来なかったのだ。

周りにばらまかれた幾つものカプセルから発せられる催涙ガスにより、肺、目、鼻が焼けるように痛む中、私は自分の置かれた状況を恨んだ。

スマートフォンはいつでも誰でもサッと出して使えるデバイスであるようデザインされているはずだが、私は性別のせいでその「誰でも」に含まれていない事を恨んだ。

特に憎ましいのが、無数の男性がそうしている中、自分も同じようにカメラを頭上にあげ、きちんと写真を撮ることが出来なかったことだ。

4.7インチディスプレイをもつ彼女のNexus端末は、今では主流なモデルだ。この事はアップルの(比較的)小さなiPhone 6でもほぼ当てはまり、またトゥフェクシはこの事についても失望している。
その中、ファブレット―あるいは5インチ以上のスクリーンを持つスマートフォン―の人気は根強い。そして女性に愛されているブランドであるアップルは、5.5インチのディスプレイを持つiPhone 6 Plusによって、ファブレットメーカーの1つとなった。

iPhone 6 Plusが避けられてるのは…男性か?

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男性も女性も、iPhone 4Sから6 Plusに乗り換えると最初は一種のショックともいえる困難に直面する。

CNETが今年の前半に発表したことによれば、女性はアップルのガジェットを好むという。とすれば、iPhone6 Plusを批判しているのは女性であり、その批判は体格的に男性より小さい事から来ているのではないかと考える人がいるかも知れない。しかしながらこの製品に対する批判の殆どは男性から寄せられている。

彼らが言うに、私が持っているiPhone 6 Plusは電話としては大きすぎるという。知らない人が私を呼び止め、この事を言われることが何度もある。しかし私が手にとってみるよう言った場合、ほとんどの男性が拒否する中、女性は手に取る傾向がある。私が機種変更した時は、いつも変更前の機種を引き継いで使っている夫でさえ、iPhone 6 Plusについては拒否反応を示した。

どういうことなのだろうか。研究によれば、男性は即断即決の傾向があるようで、それが理由の1つになっている可能性がある。また反応が別れる理由に、鞄も一役買っているかも知れない。女性なら大きなデバイスを隠す鞄を持ち歩くことから、大きなデバイスに対してよりオープンと言えるかも知れない。

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iPhones 6 Plusと6、5S

しかし理由は他にある。テクノロジーエキスパートでアナリストのティム・バヤリンによると、「5インチ、そして更に大きい6インチのファブレットが市場でヒットすると、それらは女性達、それもアジア圏で特に受け入れられた。アジアはファブレットの人口分布においてもっとも大きいものだ」

アジア人の女性の一人として、私達は世界で最も小柄だと宣言できる。それでも一般的に言って、私達はファブレットを受け入れているようにみえる。理由として、大きなスマートフォンは2つのニーズを同時に叶えることができるからだ。バヤリンによると、

多くの女性達にとって、ファブレットはスマートフォンとしてもミニタブレットとしても使えるクロスオーバーなデバイスだ。デバイスを2つ持つ代わりに、これを一つ持つことで用が足りる。

この様な一般化について反論はしたいところだが、同時にこの事は私にとっても完璧に当てはまる。ここ数週間、私はiPad miniを触っていない。

賛成派/反対派の意見の大多数はどこでも同じだ

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トゥフェクシのように、私も普通のコンパクトな携帯を公然と支持する女性だ。しかし今、私は考えを変えた。私はアップルのこの大きな作品を小さい手でどのようにするかを解決した。もう元に戻ることはないだろう。私は堕落したのだ。

もう既に拡大表示できないWebサイトを見ることはない。大きなスクリーンで見るビデオや写真は素晴らしいものだ。カーナビゲーションについても、ダッシュボードに備え付けられたディスプレイが大きいことは明らかな利点だ。長いメッセージを書くときにでも、ディスプレイが大きいほうが全体が見やすく、かつて使っていた小さなスマホと比べて、生産性は格段に上がった。Apple Payについても
面白いと思うし、電話を落としてしまう恐れももはや無くなった。

iPhone 6 Plusを使う上で最も影響のある利点は、バッテリーの時間だ。携帯が大きくなれば、電池もそれだけ大きくなる。iPhone 6 Plusは5Sの約2倍ほど電池が持つ。もし人目につく表のテーブルで最も大きなiPhoneを出すのが世間的に憚られるのであれば、スマートウォッチやRinglyで通知は受けられる。このどちらを使った場合でも、iPhone 6 Plusの十分な蓄電量からすれば然したる影響はない。

iPhone 6 Plusにはもちろんマイナスの面もある。まず価格が高い。そしてまだ多くのアプリが、この機種に最適化されておらず、見た感じがボヤけているのだ。またボディーが曲がるという残念な一件もある。それでも全体としてどうかと言われれば、私は圧倒的にiPhone 6 Plusの賛成派だ。

このサイズが全てにおいて完璧だという訳ではない。しかしいつか、トゥフェクシやその他の男性に批判的な人たちがファブレットを手にした時、彼女等がそれと上手くやっていけるのだろうか? なぜなら、ファブレット、少なくともアップルのファブレットの場合において重要な利点というのは、ジェンダーについては中立であるということだ。

画像提供:
トップ画像およびカップル画像:Hadrian courtesy of Shutterstock
アップルストアでの男女の画像:Canadapanda courtesy of Shutterstock
その他画像:Adriana Lee

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