さらばiPhone 4S、これまでいろいろとありがとう。

携帯に関しては、アップルは現在ファブレットに注力している。CEOティム・クックは、画面サイズの大きくなったiPhone 6やさらに巨大なiPhone 6 Plusを「ファブレット」とは呼んではいないが、アップルの携帯電話がまた一歩タブレットの領域に近くなったことは間違いない。

しかし、新たなジャンボ・デバイスたちを加えることだけがアップルのスマートフォン・ラインアップの変更点ではない。アップルはこのタイミングで、画面サイズの小さなこれまでのiPhoneの価格や販売端末の見直しを行っている。アップルのオンラインストアでその内容を見ることが可能だ。いくつかのデバイスは価格が安くなり、また少なくとも1つの端末はお払い箱となり、金曜日から予約可能となる新しいiPhone 6に道を譲った形となっている。

やや複雑に思えるかもしれないが、心配しないでほしい。以下で現在のiPhoneのラインアップについて整理してみよう。

現在のiPhoneファミリー

アップルはもはやiPhone 5(4インチのディスプレイが搭載された2012年製のiPhone)を取り扱っていない。しかしこのモデルは完全に無くなったわけではなく、2013年にカラフルなiPhone 5Cとして生まれ変わっている。

現時点では、アップルはこのローエンドモデルをまだ取り扱っている。しかしそれはもはや価格のついた端末ではなく、実質的に0円で扱われている。そしてその兄弟的な存在、去年のフラグシップであるiPhone 5Sについても価格が変更され、16GBのベースモデルが199ドルだったものが、今では2年契約で99ドルまで値下げされている。

さらに古いiPhone 4Sに関しては、いよいよお別れの時が来たようだ。アップルはこの2011年製のデバイスの取り扱いを終了したようだ。このデバイスは3.5インチスクリーンを持った最後のアップル携帯となる。

今、iPhone 6とiPhone 6 Plusがアップルのスマートフォン・ラインアップにおける最上位機種だ。4.7インチのiPhones 6は2年契約付きで199ドルからスタートする(SIMフリーモデルは649ドルから)。大型で5.5インチの6 Plusは2年契約付きで最低299から(SIMフリーモデルは749ドルから)となっている。

整理すると:

・3.5インチのiPhone 4S:さようなら。すてきな思い出をありがとう。

・4インチのiPhone 5S:最小ディスプレイを搭載した中で最も高性能なアップルのデバイス(今の価格は99ドル)

・4インチiPhone 5C:最もチープなiPhone。価格は実質0円。

・4.7インチのiPhone 6:少なくともアップルの2014年のコレクションにおいては一番小さなiPhoneと考えられる。2年契約で199ドルから。

・5.5インチのiPhone 6 Plus:アップルの新たな大画面プレミアム・デバイスは、2年契約で299ドルからという基準価格で、お財布へのインパクトもなかなかプレミアムだ。

‥‥というわけで、根っからの小さな画面のファンもこれまで通り、しばらくは自分に合ったiPhoneを見つけることができるだろう。

アップルによる今後のiPhone開発とラインアップの変更がどうなっていくかも気になるところだ。来年アップルは恐らくこれまでの同社のパターンに従って、メジャーな更新の代わりにマイナーチェンジを施したiPhone 6S(とPlus)をリリースするだろう。それは大きな変更ではないかもしれないが、そこで残った4インチモデル(5Sや5C)を終了させるにはいいタイミングかもしれない。

こういった状況は、スティーブ・ジョブズが競争相手の巨大なハンドセットを嘲っていた数年前では考えられなかった。しかし、クックがたとえ火曜日に開催されたアップルのプレス発表会で前の共同創立者に敬意を表していたとしても、現在はアップルが彼の会社であることは明らかだ。そしてクックのアップルが描くスマートフォンの未来は、どうやらスーパーサイズのようだ。

トップ画像提供:Yoshikazu TAKADA

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