iPhone 5Sのスローモーションをテストしてみた
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バレットタイム・ムービーをスマートフォンで撮ってみたいなら、iPhone5Sが秒間120フレームの映像であなたを「マトリックス」の世界へと誘ってくれるだろう。スローモーション映像は我々を魅了して止まないが、何千ドルもするPhantom素敵なスローモーション映像が撮れる代表的なカメラ)を誰もが購入できるわけではない。嬉しいことに、新しいiPhoneでは手軽にそれを実現できる。

iPhone 5Sには、1080p HDの動画が撮影できる通常のビデオモードも付いている。しかし、iOS7の新しいカメラインターフェースを左にスワイプすると、秒間120フレームの動画撮影が可能なスローモーション・モードが現れるのだ。スローモーション撮影をするつもりがうっかり通常モードになっていたという失敗をやらかしそうだが、シャッターボタンの下に120 fpsモードと表示されるので、どちらのモードで撮影中なのか区別することができる。

スローモーション・モードで撮影すると、画質は720Pまで低下する。しかし小さな画面で見る分にはその違いに気付くことはないだろう。スローモーションに興奮してそれどころではないはずだ。デフォルトの再生モードでは、スローモーション・モードで撮影された動画はまず通常スピードで再生が始まり、途中でスローモーションに切り替わり、再び通常スピードに戻る。二種類の再生モードを組み合わせることで興奮度を高める仕掛けになっており、スローモーション再生されるパートを編集することも可能だ。

下のサンプル動画(縦長で申し訳ない)はすべて、快晴のビーチでiPhone 5Sを使って撮影したものだ。瓶から注がれる水のゆらぎ、潮の満ち引き、こぼれ落ちる砂は、スローモーションのテストにうってつけの被写体だった。

iPhone 5Sはスローモーション撮影ができる最初のスマートフォンと言うわけではないが、最近のAppleの写真や動画への取り組みが証明している通り、とても洗練されている。それでも、ソフトウェアの面ではいくらか不満も残る。スローモーション動画をInstagramでシェアできないのだ。Instagramや、iOS 7のシェア画面に表示されない他のアプリでシェアするためには、一旦動画を他のiデバイスに転送するか、メールに添付して自分に送るしかない。

この問題はAppleの求めに応じて今後のソフトウェアでは改善されるのかもしれないが、せっかく撮影したからにはどんなアプリでもシェアできるようにして欲しいものだ。とはいえ、ご覧のとおり5Sのスローモーションは感動ものである。5Sの目玉機能というわけではないが、少なくともこの機能で遊ぶのはとても楽しい。

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