iOS7のQ&A
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先週iOS7がリリースされ、iPhone 5Sと5Cの発売も開始された。つまり、膨大な数の人々がアップルの最新モバイルOSを使い始めたということだ。ユーザーたちが新OSについてイライラしたり、困惑したりするポイントはほぼ共通している。

デベロッパーたち(または経験豊富なユーザー)は夏の間ずっとiOS7のベータバージョンを触っていたので、iOS7の特徴や隠し設定について調査する時間がたっぷりあった。しかし平均的なユーザーにとって、新しいOSの世界をロードマップ無しで旅するのはさぞかし不安だろう。以下に述べたような、説明に困る奇妙な現象が発生する場合はなおさらだ。

iOS7のでたらめな挙動

Blue-dots2アプリの横の青い点は何?

iOS7を使い始めてからすぐに、アプリの横に奇妙な青い点が表示されていることに気が付いた。全てのアプリではなく、一部のアプリだけにである。アプリからの通知があることを示しているのだろうか?それとも起動中のアプリか?あるいはアップデートが必要なアプリに印がつくのか?説明はどこにもない。

しばらくデバイスを使っているうちに、この青い点の意味が分かった。これはどうやらアップデート済みアプリの横に表示されるものらしい。iOS7にはアプリをバックグラウンドで自動的にアップデートする機能が備わっており、OSをアップデートした際、知らない間にこの機能が作動していたようだ。

mystery-pillロック画面上に謎のアイコン

ロック画面の上部中央(時間表示の真上)に奇妙なカプセル型のアイコンが表示されているのに気付いた方もいるだろう。これは何だろうか?なぜここにあるのか?少なくとも、これが何かという質問には答えられる。

このアイコンは、「通知センター」と「今日の概要」がロック画面上で使用可能であることを示すものだ。画面下部には、コントロールセンターが使用可能な場合にこれと同じようなアイコンが表示される。

これがなぜここにあるかという質問には答えるのが難しい。これらの「カプセル」は実質何の働きもしていない。推測だが、ユーザーがスワイプ操作をするときの視覚的なターゲットとして置かれているのかもしれない。しかし画面にはまったくなじんでいないようだ。

close-apps2アプリを閉じるにはどうすればいい?

マルチタスクも刷新された。ホームボタンをダブルクリックすると、実行中のアプリと最近使われたアプリの一覧がサムネイル形式で表示される。しかし、アプリを終了するための「x」ボタンがどこにも見当たらない。iOSユーザーはこれまでずっと「x」ボタンを押してアプリを終了することに慣らされてきたのだが、そのボタンが急に消えてしまった。おかげで新しい環境において、アプリを終了するにはどうすればいいのか悩むユーザーも出てきている。

別にアップルがアプリ終了を妨害しているわけではない。終了したいアプリのサムネイルを上に向けてスワイプすればちゃんと閉じることができる。しかし、間違えてアプリのアイコンを捨ててしまわないように注意する必要がある。

ios-7-weather天気ウィジェットは一体どこへ?

通知センターをプルダウン表示しても天気予報ウィジェットが出てこなくて困っているという方もけっこういるのではないだろうか?

私は数日前にiOS7にアップデートしたのだが、天気予報が消えてしまった。ネットで調べたところ、大量の天気予報のスクリーンショットが見つかった。他の人の通知センターにはちゃんと天気予報が表示されている(テキストデータのみだったが)ようなのだが、私のiPhone5には出てこないのだ。数日待ってみたが、やはり何も表示されない。

設定画面を何度もチェックし、位置情報サービスも「天気」のトグルボタンもちゃんとオンになっていることを確認した。通知センターで「今日の概要」のトグルボタンを一旦全てオフにし、またオンに戻した。それでも駄目だった。

そこで最後の手段に出た。ホーム画面から天気予報アプリを起動させ、これで解決することを祈りながら再び「今日の概要」のトグルボタンを全てオフにし、またオンに戻した。そして電話を再起動してみたところ、今度は成功した。とうとう私の端末に天気予報が戻ってきたのである。

晴れや曇りや雨の日を表すアニメーションは表示されなくなってしまったが、この便利な機能を取り戻せて本当に嬉しい。もう二度と離れないことをここに誓う。

safari-searchSafariの検索バーはどうなった?

一見しただけでは分からないかもしれないが、Safariの検索機能はちゃんと残っている。

モバイルSafariではこれまでWebアドレスと検索クエリの入力を別のウインドウで行わせていたが、これが統合された。ブラウザ上部のこれまでアドレスバーだった所に検索ワードを打ち込めば、入力内容に従って結果が動的に表示される。Web検索もできるし、ページ内検索もできる。このへんの挙動はMacのSafariと同じだ。

バッテリーが超減るんだけど?

これは、ソフトウェアのメジャー・アップグレード時にはよくある事態だ。そしてバッテリーの節約術にも有名なものがたくさんある。使っていないときはBluetoothをオフにするとか、スクリーンの明るさを抑えるとか。

しかし、これまでのiOSとiOS7には大きな違いがある。それが「アプリの自動アップデート」機能である。アプリを自動的にアップデートしてくれるのは便利かもしれないが、バッテリーの消耗も激しい。特にアプリがたくさんインストールされていればなおさらだ。この機能を切るには、設定画面から「一般」を選び、「Appのバックグラウンド更新」のトグルボタンをオフにしておこう。

さらなる疑問点

色々と書いてきたが、まだまだ表面をなぞった程度である。新しいiOSにはさらに多くの謎がたくさんある。

アップルはなぜSpotlight検索画面を削除してしまったのか?

Search-ios7iOS6では、ホーム画面の1ページ目で左から右に向かってスワイプ操作をするとSpotlight検索画面を表示することができた。しかしiOS7ではこれができなくなってしまった。Spotlight検索を行うには、ホーム画面上(何ページ目でも良い)で下方向にスワイプ操作をする。すると画面上部にSpotlight検索バーが表示されるようだ。紛らわしいが、画面の上端からスワイプしてしまうと通知センターが表示されてしまうので注意が必要だ。

この2つの同じようなジェスチャーはユーザーを混乱させ、アクシデントの引き金となるだろう。確かにホーム画面上のどのページからでもSpotlight検索が行えるようにはなるだろうが、思いがけないトラブルはユーザーを苛立たせ、せっかくの利便性を台無しにしかねない。

アップルは、これまでSpotlight検索画面として使われていた隠れた1ページ目を、今後他の何かに使う予定でもあるのだろうか?まあ、考えてもどうせ分からないのだからやめておこう(何かご意見があればぜひコメントしていただきたい)。

スワイプ削除の向きはなぜ逆になったのか?

swipe-delete-mail2iOSユーザーはこれまで、アイテムを削除するには左から右に向かってスワイプ操作をするように慣らされてきた。にも関わらず、メールやメッセージのようなアプリでは、この体に染みついた操作を逆にしなければならなくなった。致命的な問題ではないにせよ、日に何度となくイライラさせられることに変わりはない。

アップルのインターフェース・デザイナーは天才すぎたのか?それともこれはジョナサン・アイブに対する陰謀なのか?

アップルは、製品のディテールやデザインにこだわることで有名だ。しかし、「Assistive Touch」のような機能はなんだか乱雑な印象を受ける。またOS全体に渡って、余白やスペース、デザインのディテールに一貫性が感じられない(特にテキスト要素の配置がひどい)。iOS7のしまりのなさについては、Tumblrブログでも話題に上っている

これはデザイン重視のアップルにしては珍しい事態だ。あまりにひどいので、むしろ意図的ではないかとさえ思えてしまう。アップルのインターフェース・デザイン・チームの誰かが、デザイン責任者であるジョナサン・アイブを陥れようとしているのだろうか?

とはいえ、アップルの上級副社長でもあるジョナサン・アイブがハードウェアとソフトウェア双方のトップとしてメジャー・リリースを行うのは、今回が初めてなのだ。彼が工業デザインの天才なのは疑うべくもないが、ソフトウェア面においてはやや「荒削り」であることは否めないようである。

答えはまだ出揃っていないが、今後時間が経つにつれ、謎はさらに増えていくだろう。つい最近もロック画面回避のバグが見つかったばかりだ。

もしiOS7のバグや謎について独自にまとめている方がいれば、下のコメント欄でぜひとも共有していただきたい。

画像提供:FlickrユーザーのRafael Anderson Gonzales

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