Facebookの新機能「動画自動再生」
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米Facebookは、同社のモバイルユーザーを使って動画の自動再生機能をテストしている。これは間違いなく、動画広告導入の前兆である。

この機能は、ユーザーがスマートフォンやタブレットをスクロールしていくと、Facebookのニュースフィードに埋め込まれた動画が自動で再生されるというものだ。ただし音声はオフのままとなる。動画をクリックすると拡大表示され、音声も再生される。この新機能のテストは今のところ、Facebookが「アメリカの少数のモバイルユーザー」と呼んでいるグループに限定して行われている。

自動再生される動画は、Facebookの個人ユーザーが投稿したもの(Instagramや類似のアプリケーションから投稿された動画も含む)に限られる。YouTubeやVimeo、他の外部サービスからシェアされたリンクがニュースフィード上で再生されることはない。

動画広告に向けた準備

この初期段階のテストでは、広告は自動再生の対象外となっている。しかしFacebookのブログには「いつかマーケティング担当者がこの機能を利用できるように検討を続けていく予定だ」と書かれていた。言い換えれば、今回の動画自動再生の導入は、ユーザーを予めこの機能に慣れさせておくためだとも言える。いつか動画広告が登場した際に、ユーザーがそれらを進んで見るようにするために

FacebookのCEOマーク・ザッカーバーグは今週前半に、「モバイルユーザーは、携帯電話の利用時間の5分の1をFacebookに費やしている」と述べていた。さらにFacebookの収益はその40%がモバイルに由来したものだ。モバイルにおける動画広告は明らかに、さらに多くの利益を生み出すことになるだろう。

動画が増えればデータも増える

しかしユーザーは、自動再生の機能を喜ばないに違いない。動画の自動再生はモバイルデータの使用量を増大させるだろうし、データ通信に上限のある料金プランに加入している人にとって、これは重大な問題になるはずだ。同じ通信料が発生するにしても、自分でクリックして友人の猫の動画を見るのと、それほど親しくもない知人の息子がスケートボードをしている動画を無理矢理見せられるのでは天と地ほどの差がある。ましてやそれが歯磨き粉や車のコマーシャルだったら目も当てられないといったところだろう。

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