マイクロソフトの次期CEOはサトヤ・ナデラか

マイクロソフトの次期CEOが決まりそうだ。ブルームバーグが先週行った報告によると、マイクロソフトの取締役会は同社のエンタープライズ&クラウド部門の責任者であるサティア・ナデラを、スティーブ・バルマーの後任とする準備を進めているという。

またブルームバーグによると、ビル・ゲイツに代わる新たな会長も同時に検討されているようだ。

関係者の話では、ナデラの名前は数週間前から有力な候補の一人としてあがっており、後任を決定するプロセスは現在も進行中であるという。

一方、マイクロソフトの会長であるゲイツの後任については、同社の筆頭独立取締役であるジョン・トンプソンになる可能性が浮上しているようだ。トンプソンは現在、CEOの選出において中心的な役割を担っている。

マイクロソフトの新CEO選出は去年の8月23日に始まった。同社は現CEOであるスティーブ・バルマーが12ヶ月以内に退任すると発表し、新CEO選出のための特別委員会を設立した。委員会の議長はジョン・トンプソンが務め、メンバーにはマイクソフトの創設者ビル・ゲイツ、監査委員長のチャック・ノスキ、報酬委員長のスティーブ・ラクゾーが含まれている。特別委員会はシカゴの人材紹介企業ハイドリック&ストラグルズの協力を受け、内部または外部からのCEO候補の検討を続けていた。

バルマーはビル・ゲイツに次ぐ二番目のCEOで、1975年の設立以来ずっとマイクロソフトのCEOであり続けたゲイツの退任後にその後を引き継いだ。バルマーは1980年にゲイツによって初代営業部長として雇われ、マイクロソフトが合併した様々な事業を率いた後、1998年7月から2001年2月までの間同社の社長を務めた。

CEOになってからのバルマーは、WindowsやOffice製品のフランチャイズ事業の拡大、データーセンターやエンターテイメント(特に収益性の高いXboxブランド)事業の導入などによってマイクロソフトの収益増大に貢献してきた。しかしここ数年間は、windows8の立ち上げ不振や、アップルとの革新スピード競争における敗北といった数々の失敗に対する責任を追求されていた。実際、タブレットの構想は10年以上も前からマイクロソフトの議題に上っていたにも関わらず、なかなか実現しなかったのだ。

マイクロソフトの元副社長も、ケビン・ジョンソンやスティーブン・エロップ、レイ・オジーなどの人材がマイクロソフトから流出したのはバルマーの責任だと非難している。ケビン・ジョンソンはマイクロソフトのオンライン事業を運営していたが、Juniper NetworksのCEOとなった。スティーブン・エロップはマイクロソフトを去ってNokiaのCEOとなったが、昨年マイクロソフトがNokiaを買収した際、再び同社に戻ってきた。また、レイ・オジーはビル・ゲイツが個人的に「未来のマイクロソフトの全貌を見据えている」と評した人物だったが、自分自身のプロジェクト(「Talko」というモバイル・コミュニケーション)を立ち上げるために同社を去っている。

画像提供:LeWeb13(Flickrより)

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