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時計メーカーのFossilは11月12日、2.6億ドルでウェアラブルメーカーMisfitを買収する計画を明かした。

Misfitは、スタイリッシュな活動量計(フィットネストラッカー)を製造するスタートアップ。その技術を取り入れ、『Skagen』や『Fossil』等、Fossilが提供するトラディショナルな時計ブランドへの融合を目指す。

Fossilで戦略設計、デジタル化の責任者を務めるGreg McKelvey氏はThe Wall Street Journalに対し、「我々がつくり出すジュエリーや時計をウェアラブルデバイス化することによって、機能を超え、デザイン、ブランディングの新しい概念をつくっていきたい。」と語り、今後の事業発展に向け、大きな希望を持っていることを明かした。

活動量計を内蔵した「時計」が、スマートウォッチの概念を覆す

Fossil社の取り組みは、11月初旬にウェアラブル参入を発表した高級時計メーカー、Tag Heuer社の戦略とは対照的である。GoogleやIntelとパートナーシップを結び、本格的なアンドロイドウェアをつくる同社に対して、Fossilは自社で技術を保有する道を選んだ。彼らの計画は定かではないものの、おそらく”スマートウォッチ”というよりも、”活動量計を内蔵した、シンプルなアナログ時計”が生まれることが予想される。

価格面でも、1,500ドルするTag Heuer Connectedのようなスマートウォッチに比べ、もっと手頃なものになるだろう。

McKelvey氏によれば、Misfitの最大の魅力は「電池の持ちが良い」ことだという。例えばMisfitが提供する活動量計『Shine』の電池は、最大6ヶ月持続するという。ちなみに、多くの活動量計はせいぜい一週間しか電池が持たず、スマートウォッチに至ってはたったの2日間である。ディスプレイ等、電力消費の多い機能を避けた結果、充電式のリチウムイオン電池ではなく、ボタン型電池で動作することが可能になっている。

2011年に創業後、クラウドファンディングを通じて2012年に『Shine』を発売したMisfitだったが、今や数億ドルの価値を認められ、世界でも有数の時計メーカーに取り込まれるに至ったのである。

Photo courtesy of Misfit

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