10日、グーグルが新しいホールディング会社Alphabetを設立し、GoogleやGoogle lab、その他のベンチャー部隊をその参加に置いたことは周りを驚かせた。それ以降、人々は未だにその意味を推し量ろうとしている。

世界中の会社の似たような名前の企業が弁護士に相談したり、自社のウェブサイトのアドレスを失わないよう対策をしているが、シリコンバレーはGoogleプロダクトチーフからCEOになったサンダー・ピチャイに注目している。この思慮深い、控えめといってもいい経営者は、メインストリームの聴衆にはあまり馴染みが無いかもしれない。少なくともスティーブ・ジョブズやその他のスーパースターたちと比べるとそうだろう。しかし彼はテクノロジーに置ける次世代のスーパースターになろうとしている。

人々がAlphabetに向ける注目は大きいが、目を向けるべき現実的な事もある。開発者 – グーグルを構成する重要な要素であり、自社のプラットフォームをポピュラーなものにし、その上に構築される収益性の高いビジネスにも関わる人々 – にとってこの変更が及ぼす影響はどのようなものだろう?

彼らはその技術をもってアプリストアを埋め尽くし、オープンソースプロジェクトを擁護してきた貢献者たちだ。

ReadWriteは新しく設立されたAlphabet(あるいは装いが新たになったGoogle)に今回の変更で開発プロセスなどが変わることがあるのか聞いてみた。開発者が用いているツールについても新しいやり方に備える必要があるのかについても聞いてみた。

グーグルの広報は開発者達にとって何かが変わるという事はないとすぐ答えてくれた。これはある人にとってはいいニュースであり、またある人にとってはがっかりすることかもしれない。

Alphabetという新しい器になる事で何が変わるのか

バルセロナのMobile World Congress2015でのサンダー・ピチャイ
バルセロナのMobile World Congress2015でのサンダー・ピチャイ

グーグルの広報からReadWriteに寄せられたメールには「Google Play/Android開発者たちとグーグルとの日々の関係において、これまでと異なる事は何もない」と書かれている。言い換えれば少なくとも今のところ、いつも通りに仕事が回るということだ。

シリコンバレーの電話帳の多くにその名前を書き加えられる事の他、これまでの様々な部署は一つにまとまり、Alphabetを構成する要素となる。

グーグルはサーチエンジンを主に、Android、Chrome、Google MapsにWebサービスといったほとんどの人たちが馴染みのある技術を統括する。Google+やHangouts、その他のコンシューマ向けのものも含まれる。気球を経由したネットワークアクセスの提供、自動運転車その他ベンチャー部隊が取り組んでいたプロジェクトについては、Alphabet傘下の他の会社が取り組むことになる。

Google Xプロジェクトについては、これまであまり外部に知られることが無かった。これについてはAlphabetに変わってからも変わることはない。ただしこの部門は今や子会社の1つになってしまった事から、これまでグーグルが行ってきた開発者にやさしい環境の追求からますます遠ざかることになるだろう。

また自動運転車のAPIの登場を今か今かと待つこともない。いつか登場することにはなるが、近日中ということはないだろう。

ある意味今回の変更により自由になる事もあると、IDCのアナリスト、トム・マイネリは言う。彼はVentureBeatに次のように説明する。「Nestやその他の子会社にとって、コアである広告ビジネスの為の企業買収その他の出費が、どれだけの利益をもたらすかという事を説明する必要がなくなる為、金銭面での自由は増す」

NestはGoogle Brillioスマートホーム構想の中心的存在だった。かつてのNestのチーフであり、今はGoogle Glassプロジェクトの責任者であるトニー・ファデルは第2世代のGoogle Glassを紹介するだろう。

グーグルはこれまでも新しい技術や研究、そして開発者達の支援に多大な投資を行ってきた。今後もこういった支援が煩わしい制限無く続けられるのであれば、そこからどの様なものが生まれるのか興味が尽きない。

画像提供:
Soup photos by Scott Veg and Till Westmayer
Sundar Pichai photo by Adriana Lee for ReadWrite

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