今回アップルのプレゼンテーションの舞台に上がった女性はSiriだけではなかった。

アップルはご存知の通り、これまで女性をステージに上げたことがないことで知られている。しかし9日のイベントで、CEO ティム・クックはモデルと人道主義者のクリスティ・ターリントン・バーンズを招き、Apple Watchを付けてハーフマラソンを走った時の感想についてディスカッションを行った。

ターリントン・バーンズはまさにアップルにとって、Apple Watchを付けてスポーツするところを我々に見せたい人物だ。ステージ上での身体的健康及びApple Watchについての世界への提唱で、彼女が呼ばれた理由にそのフィットなルックス以上の意味があったのは明らかだ。しかしアップルの売り上げ低迷を打開する為に彼女は微妙な選択肢だった。

Adriana Lee(@adra_la):「アンジェラじゃなくクリスティが出てきてがっかりしたのは私だけ?」

ターリントンはジョークが冴えた素晴らしいプレゼンターだ。ステージで垣間見せたパフォーマンスは、我々にもっと見たいと思わせるものだった。アップルの驚異的な講演者 アンジェラ・アーレンツがリテイルの説明でステージに現れるのではと噂されていたが、新たに設けられる売り場については、結局クックが発表した。

アップルのCMで女性はユーザーとしてよく登場するが、開発者や社員として出てくることはほとんどない。

Kashmir Hill(@kashhill):「今のところアップルのステージで出てきた女性はスーパーモデルだけ」

Kashmir Hill(@kashhill):「アップルの製品の対象に女性が入ってないことは、今度のヘルスキットがカロリー、BMI、睡眠をトラッキングするのに、月経周期は入ってないことにも現れている」

考えられる理由の一つは、アップルに女性幹部がほとんどいないということで、とくにキーノートスピーチに登場する機会が多い主な製品やデザインの部門ではこれが顕著だ。

もし売り上げに対する影響が大きいのであれば、アップルはジェンダーの差をなくすことに真剣に取り組むだろう。アップルのヘルスアプリが心拍などの生体信号をトラッキングするなか、iPhoneやApple Watchを買う女性たちが興味を示すであろう月経周期や懐妊について何もしないことについて批判する女性は多い。アップルのキーノートスピーチに現れる人たちがこういった機能について説明している姿は想像できない。

もしアップルがApple Watchを世界の人口の半分ではなく全部に向けて販売したいのであれば、ステージでそれを付けて売り込みをかける人選について見直すべきかもしれない。

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