iPadの衰退をなんとか食い止めたアップル

2四半期連続で売り上げを落とし、アップルはここ最近で初めて守備にまわっている。同社は28日に第4四半期の業績を発表した。数か月前はティム・クックもアップルも、袖の中に隠し持った未発表の製品ラインに対し自信満々に見えた。しかし同社がその手を広げて見せた今、状況はどうだろうか?

iPadの不調は緩和し、iPhoneは好調

まず、7-9月の業績にはiPhone5Sと5Cの売り上げが10日分しか反映されていないことを念頭に置く必要がある。その二つが店頭に並んだのは9月20日だったからだ。

第4四半期にアップルはiPhoneを3380万台売り上げ、第3四半期の3120万台を上回った。iPadの売り上げは横ばいだったが、このレポートにアップルの最新iPadイベント(10月に行われた)が影響していないことを考えれば当然だろう。iPadの第4四半期の販売数は1410万台で、第3四半期は1460万台だった。また、前年同期の販売数は1400万台。4-6月の第3四半期だと前年同期の販売数は1700万台であり、売り上げは14%減少していた。

第4四半期の業績は売上高375億ドル、純利益75億ドルとなった。第3四半期は売上高353億ドル、純利益69億ドルだったので、やや上昇している。

世間にはまだ新商品への批判が渦巻いている

世間はホリデーシーズン(感謝祭から年末にかけての休暇シーズン)に突入し、アップルの製品は以前と変わらず良質で洗練されている。しかしアップルのハードウェア戦略は現在、批判と投資家の反発に直面しているのだ。原因は、アップルが派手なプロダクト・イノベーションによって新しい製品を生み出す代わりに、一貫して反復的な改善作業を行っているからである。

iPhone5Cの売り上げは今のところ低迷しており、「Best Buy」のような大手小売店では数週間のうちに価格を大幅に下げる予定である。iPhone5Sのほう(特に入手困難なゴールド・カラー)は、発売時点での供給制限に苦しめられた。

アップルの新しいモバイル・オペレーティング・システムにはバグが非常に多く、前途多難である。しかしiOS7は、2013年に同社が発表した他の製品よりもはるかに大きな旋風を巻き起こした。それでも、手に入らなかったものについてブツブツ文句を言うような、新しいものに貪欲な消費者を満足させることは簡単ではないのだ。

アップルの次の四半期が楽しみだ

2013のホリデーシーズンに向けて準備された新しい製品群を考えれば、次の四半期が勝負時だろう。アップルは次四半期の売上高について、550億ドル~580億ドルくらいに大幅アップするだろうと予想している。しかし当然ながら、新しいiPhoneやiPadが野に放たれてからもう少し時間が経つまで、様子をうかがってみる必要があるだろう。

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