UberとSpotifyの新たなパートナーシップは、両サービスのユーザーに音楽を楽しむことを可能にさせる…それも、自動車の中で。素晴らしい世界の幕開けだ!

11月21日より、Spotifyのプレミアム・アカウントを持つユーザーは、自分のプレイリストをUberと同期させることができることになる。月曜日発表の自動車サービスアプリを通じて音楽をストリームさせることができるようになるわけだ。この新サービスはイヤホンを無くした人にとっては神のお恵みと言えそうだ。Uberはこれを競合他社の自動車用サービスでは得られない機能だと発表している(無論、あなたがイヤホンを所有しているなら話は別だが)。

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このSpotifyだけの特別サービスは、しかしながら、テクノロジーの未来に関する話ではない。むしろ、その過去にも目を向けないといけない。

SpotifyはUberとの提携のような大きな契約にサインしつつ、App Finderを閉鎖して、クライアント向けデスクトップ・アプリのサポートを終了した。これは、Spotifyが熱心に取り組んできたBizDev 2.0からの撤退を意味する。BizDev 2.0とはFlickrの協同創設者カテリナ・フェイクによって提唱された戦略で、第三者に自社APIを自由に使わせて、そこから新しいサービスを生み出そうとするものだ。

先週、Spotifyの「都合終了」によって、Soundropが犠牲者となった。基本的にSpotifyと合わせて使用される、Webベース音楽共有アプリのサービスは、12月31日をもってそのリスニング・ルームを閉鎖することを発表した。

その代わりに、Spotifyは自社モバイル・サービスの開発に集中している。第三者アプリもApp Finderも全くないサービスだ。SpotifyがDeezerやRhapsodyといったライバル達に音楽ストリーミングの市場で差をつけていると言っても、アップルやYouTubeといった有名プロバイダーたちとの真の競争は残っている。特に後者は最近独自の音楽配信サービスを発表したところだ。

トップ画像提供:Johan Larsson

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