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アマゾンのスマートフォン、Fire Phoneは苦戦を強いられている。いずれアマゾンは顧客にお金を払ってまでFire Phoneをさばきだしても不思議ではない。今同社は初めて発売した自社製スマートフォンをセール品として扱っている。

まだリリースされてから3ヶ月しか経っていないにもかかわらず、アマゾンはFire Phoneの値段を2年契約で99セントにまでディスカウントしてしまった。これは99.5%の値引きにあたり、6月に発表された当初の199ドルを大幅に下回る。

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明日発表予定のアップルの新iPhoneには目もくれず、あくまで低価格を重視するユーザは今ならFire Phoneをコーヒー一杯の値段で購入できるのだ(実際にはコーヒー一杯よりも43%ほど安い)。

この最低価格で手に入るFire Phoneは32GBのメモリーを搭載し、そのほか変わった機能を多く備えている。Fire Phoneには「Dynamic Perspective」と呼ばれる画面を立体的に見せる機能やリアルタイムに担当者が端末の操作等を手伝ってくれる「Mayday」というサービスもある。さらに「Firefly」と呼ばれるカメラ機能では、カメラを向けた先のモノ、テキスト、映画、本などの実世界に存在しアマゾンで販売されている商品を認識することができる。

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この価格でさらに無制限の写真用クラウド・ストレージやアマゾン・プライムが一年間も無料だと考えればこの値段の価値は十分ある。もっともダウンサイドがあるとすれば実際Fire PhoneはAndroidを搭載しているもののアマゾン特有のバージョンであるためGoogle Playにあるアプリケーションがそのまま利用できないことだろう。

アマゾンにとって最新のスマートフォンを事実上タダ同然で配っているという事実は、同社のモバイル戦略の問題自体を浮き彫りにしている。ちなみに米国ではAT&Tのネットワークで販売されているFire Phoneは、本日付でイギリスのO2、ドイツのDeutsche Telekomで同様にほぼ無料に近い値段で予約販売を開始した。出荷予定日は現在9月30日となっている。

トップ画像提供:Adriana Lee

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