ピンタレストが2度目の金儲けに挑戦
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ピンタレストが、ピン(※)の海につま先を浸そうと慎重に身構えている。ピンタレストの創設者でありCEOでもあるベン・シルバーマンは、同社が広告ピンのテストを計画していると発表した。

※ピン:ユーザーのボードにピン止め(収集)された画像

今回の試みは、昨年にスキムリンクス(自動アフィリエイト・リンク・サービス)で大失敗したケースとは全く違ったものになるだろう。スキムリンクスを試したときは、アフィリエイトリンクを介してピンを収益化することをユーザーに打ち明けていなかったため、ピンタレストはやり玉に上げられることとなった。今回の発表の中でシルバーマンは、「まだお金は一切発生していません。」と書いている。「私たちはこの試みの成り行きを見守りたいと思っています。そして何よりも、皆さんがどう思うかを知りたいと願っています。」彼によれば広告ピンは、「趣味の良い」「広告だということが明示された」「ユーザーの興味に関連性のある」ものになるとされ、ユーザーのフィードバックが反映されると述べられている。

前回の収益化が巻き起こしたいざこざを考えれば、今回シルバーマンがより慎重に、より明示的に振る舞うのも無理はない。

2012年にピンタレストのユーザーたちは、ピンタレストがスキムリンクスと連携して自分たちのピンを操作していることに気付いた。
ピンタレストのユーザーでテック・ブロガーでもあるジョッシュ・デイビスはまず、次のように考えた。「僕は、みんなと同じように、ピンタレストがユーザーのコンテンツを使って金儲けをすること自体は別に気にしない。」そして、続けてこのように書いた。「ただし、ピンタレストはそれをユーザーに対して開示すべきだったんじゃないかと思う。たとえ法律上は必要なかったとしても、ユーザーからの信頼を守るためには必要だったはずだ。」

このスキャンダルはブログやメディアからの批判を招いた。結局シルバーマンはデイビスに電話を掛けて問題を解決し、ピンタレストはスキムリンクスの使用を完全に止めることになった。

今年のはじめに、ReadWriteはピンタレスト技術部門のトップであるジョン・ジェンキンスにインタビューを行った。彼が語ったところによれば、同社は収益化を急いではいないということだった。「我々は今のところ、資金供給には非常に恵まれている。おかげで、正しく収益化を行うために時間をかけることができる。無理をする必要は感じていない。」

実際にピンタレストは2013年2月に約2億ドルの資金調達を行っており、新しい収益化に関する発表が、あわてて利益を掴み取ろうとする類のものだと考える根拠はない。

今度こそ、ピンタレストは去年と同じ過ちは繰り返さないだろう。今回のプロセスは非常にゆるやかで、何よりもユーザーに対して明示的であるように思える。

画像提供:ピンタレスト

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