昨今、新たなビジネスが生まれる場として注目を集めているスタートアップ企業。次々と浮かぶ新しいアイデアをスピーディに形にしていく企業の中には、創業から10年足らずで上場する勢いのある企業も増えている。

しかし、事業が軌道に乗り、規模が大きくなるにつれ、多くのスタートアップ企業が直面する壁が人材の確保である。経理や労務管理など、企業が成長していくために不可欠な業務に必要な人材をどのようにスピーディに補っているのだろうか。

本記事では、スタートアップ企業の現場の声を交えながら、安定的な経営基盤を整えるためのポイントをご紹介する。

 

加速する売り手市場

リクルートワークス研究所の発表によると、2016年度下半期における中途採用の応募者の集めやすさは、「集めにくかった」企業が43.9%と、「集めやすかった」企業(4.4%)を大きく上回っており※1、多くの企業が採用以前に募集の段階で苦労していることがうかがえる。また、同時期の中途採用において、人員を「確保できなかった」と回答した企業は44.3%にのぼり、過去4年間の同時期の中で最も高い数値となっており※2、「売り手市場」という概況を裏付ける結果となった。
※1:リクルートワークス研究所「中途採用実態調査(2016年度実績)
※2:リクルートワークス研究所「中途採用実態調査(2016年度実績)

 

出典:リクルートワークス研究所「中途採用実態調査: 中途採用における応募者の集めやすさ経年比較(同時期)(2016年度実績)

 


出典:リクルートワークス研究所「中途採用実態調査:中途採用における人員確保状況経年比較(2016年度実績)

上記のような状況に加えて、スタートアップ企業は以下の2つの理由から人材の確保に苦戦している。

 

求める人材になかなか出会えない

少数精鋭で業務に取り組むスタートアップ企業では、必要な人材を企業の成長スピードに合わせて社内で育成する余裕がないケースが多いため、経験のある即戦力の人材を採用するのが基本的な方針となる。
しかし、専門性を持つ即戦力な人材は数が多くないため、そもそも採用市場で求める人材に出会えない場合も多く、もし求める人材を見つけたとしても、採用ノウハウが不十分であるがゆえに採用に結び付かないケースも少なくないのが現状だ。

 

採用計画が立てにくい

また、人の入れ替わりが速いスタートアップ企業では人材の採用計画が読めない、という側面もある。社員の離職や企業の急速な成長により、突発的に人手が足りなくなることも多いが、足りなくなってから採用をかけても、売り手市場である今日では簡単には求人が集まらない。
人手が必要となったタイミングですぐに人材を受け入れることは、スタートアップの切実なニーズであると言えるのだ。

 

限られた時間で成果を出す専門人材「ZIP WORK」

以上のような「早急」に「即戦力」を確保したいスタートアップ企業のニーズを満たすサービスが今注目を集めつつある。リクルートホールディングスが推進する「ZIP WORK」という新しい働き方で、リクルートスタッフィングでは高い専門性を持つ人材を短時間で派遣している。育児や介護・Wワークなど時間的制約を抱えながらも専門性を活かして働きたい人のニーズと即戦力な人材を求める企業のニーズを結びつけるサービスである。派遣社員としての受け入れのため、直接雇用の採用に比べて、人事制度の変更の必要もなく、受け入れまでに必要な期間が短いのも魅力の一つだ。

実際にZIP WORKを受け入れているスタートアップ企業からも好評だ。採用コンサルティング事業を手掛けるポート株式会社の経営管理部部長 加藤氏は受け入れの経緯をこう語る。

「私が入社するまで、経理や労務などの業務は経営管理部長が1人で行っていました。しかし、会社の拡大に伴い、管理体制を構築する過程で経理業務と労務業務を分ける際に、これらの業務をこなす専門性を持つ人材の採用が必要となりました。既存の社員を育成し、短期間でスキルを身に着けさせるのは困難であると判断し、中途採用や派遣、専門家への外注など社外リソース調達の選択肢を検討した結果、ZIP WORKの受け入れを決めました。」

短期間で専門人材を確保できる、というのがZIP WORKの受け入れを決めたポイントだったそうだ。活躍するZIPWORKERについての感想も伺った。

「若い社員が多い当社にとって、経理や労務など専門性が求められる分野でのZIP WORKERの働きぶりには安心感を覚えます。今後も専門性の高い分野や、短時間の就業でも業務管理がしやすい分野で受け入れたいと考えています。」

企業の成長するスピードが速ければ速い程、人材不足に陥ってしまうことが多い。人材確保が出来ないことで事業の拡大が阻まれてしまうこともある。しかし働き方の多様化を受け入れることで、スキルや経験のある即戦力の人材を確保出来るようになるかもしれない。専門分野での即戦力を求めているスタートアップ企業のニーズを満たす1つの手段であるZIP WORK。企業ニーズの高まりを受け、専門性×短時間という働き方は今後も広がっていくことが予測される。

提供:株式会社リクルートスタッフィング