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次にあなたがフェイスブックにログインするとき、同社が広告機能を「改善」してユーザーのコントロール権限を増やすつもりだという通知を目にするかもしれない。フェイスブックのメッセージを分かりやすく言い換えると、同社はこれから、第三者サイトとアプリケーション上におけるユーザーのブラウジングと行動をトラッキングし、取得した情報をよりパーソナライズされた広告の配信に活用する、ということだ。

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フェイスブックは現在、ユーザーのFacebookページに対する「いいね!」や、フェイスブック上で共有された個人的な情報を元に、ユーザーが興味をもつであろうと思われる広告を表示している。しかしまもなく同社は、米国内のユーザーが訪れるフェイスブック以外のウェブサイトやアプリケーションからもデータを取得し、ユーザーがフェイスブック以外の場所でとっている行動も参考にして関連性が高いと判断された広告を配信するようになる。

従って、もしあなたがオンラインでベビーベッドを買っていた場合、フェイスブックはあなたに赤ちゃんを授かる予定があると考え、おもちゃやベビー服といった赤ちゃんを持つ親が欲しがるようなアイテムに関するフェイスブック広告を表示する。

フェイスブックは広告のためのトラッキングに関してオプトアウト(無効化)の選択肢を提供するが、ブラウザ上での「Do Not Track(トラッキング拒否)」要求は受け入れないようだ。つまり、ユーザーがSafariで「トラッキングの拒否をサイトに通知する」を設定していたり、Chromeで「閲覧トラフィックと一緒に『トラッキング拒否』リクエストを送信する」を選択していたとしても、フェイスブックはそれを無視するということになる。

代わりにフェイスブックは、「Digital Advertising Alliance(DAA) 」を通じてこのタイプの広告ターゲティングを避けることができると言っている。DAAは、インターネット利用者に115社の参加企業によるトラッキングへの拒否権を提供するものだ。もちろん、そのオプトアウトのプロセスには時間がかかる上、ユーザーが使っているブラウザ上で対象となるページを訪問しているときだけ有効となる。また、もしユーザーがすべてのCookieを何かしらの理由で消去した場合は、知らないうちに広告トラッキングに対して再びオプトイン(有効化)していることになる。

フェイスブックは、iOSとAndroidデバイス上の「Do Not Track」設定は受け入れるようだ。フェイスブックのスポークスマンによれば、同社がブラウザからの「Do Not Track」リクエストを受け入れないのは、きちんとした業界標準がないためだという。例えばツイッターはこれを受け入れているが、グーグルは受け入れていない。

「我々は、このようなシグナルを受け取った場合に企業が行うべきことに関するコンセンサスを作り上げるために、プライバシー擁護派、規定者などと活動的に協力を続けるつもりです」とスポークスマンは語っている。

広告の透明性

フェイスブックは、よりパーソナライズされた情報を捕らえるための網を広げている。しかし同社は同時にユーザーに対し、自分が見せられる広告を多少なりともコントロールできる権限を提供している。フェイスブック上の各広告からアクセス可能な「ad preferences(広告設定)」と呼ばれる新しいツールは、なぜ自分がその広告を見せられているかを教えてくれ、自分の関心項目を編集することも可能だ。

例えば、オンラインで買ったベビーベッドが実はいとこへのプレゼントだった場合、あなたは自分の関心項目から「赤ちゃん」を外すことができる。そして、代わりに旅行に関する広告をもっと見たいのならそれを項目に加えることもできる。

フェイスブック以外の場所におけるユーザーの行動をトラッキングすることで、フェイスブックはユーザーの興味の対象を、ユーザーが共有するまでもなく知ることができるようになるのである。

トップ画像提供: nolifebeforecoffee(Flickrより)

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