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Google Nowは、グーグルが提供しているモバイル端末向けの多機能なパーソナル・アシスタントだ。この機能が、同社の最新Chromeブラウザによってデスクトップでも利用できるようになりそうだ。

現在、テスト環境「Chrome Canary」においてデスクトップ版のGoogle Nowを試すことができる。Chrome Canaryとは、今後Chromeブラウザに実装予定の機能を事前にテストするためのサンドボックスである。Google Nowを有効にするには、Chromeブラウザでこのページを開き、「Google Now の通知サポートを有効にします」という項目を「有効」にする。その後、ブラウザ下部に再起動を促すメッセージが表示されるので「再起動」をクリックする。

Google Nowを利用するには、Chromeブラウザ上でGoogleアカウントにログインしている必要がある。さらに現状のデスクトップ版では、ユーザーの現在位置を把握するのにAndroid又はiOSのスマートフォンから情報を収集しているようだ。Android又はiOSのシステム環境設定を変更することで、複数のデバイス用にロケーション設定を行うこともできる。

ログインすると、Windowsの場合は通知エリアに、Mac OS Xであれば上部のツールバーにGoogle Nowの通知アイコン(Macの場合は薄いグレーのベル型アイコン)が表示されるようになる。

Googleは以下のように述べている

モバイル端末でGoogleNowをお使いの方にはおなじみのNowカードを、デスクトップ・コンピュータでもお使いいただけます。Chromeにログインすれば天気、スポーツ、通勤情報、イベントのリマインダー等が表示されるようになります。カードの一部はモバイル端末の現在地を利用することがあります。」

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Google Nowは、同社が思い描く未来の「検索」ビジョンの中で重要な役割を占めている。グーグルがGoogle+、Android端末、Chrome、YouTube、 Google Playといった同社のサービスを通じてユーザーのデータを集めたがるのは、個々のユーザーに関連性の高い情報を提供するためなのである。もちろん、この「情報」には広告も含まれている。

グーグルはGoogle Nowを通じて、ユーザーが知りたいと思っているであろう情報を能動的に提供しようとしている。天気やスポーツに関する情報
、面白いニュースなどをユーザーが検索する前に教えてくれようとしているのだ。仮にあなたがボストン在住でスポーツに興味があるとしよう。グーグルはレッドソックスの試合結果をタイムリーにあなたのスマートフォンに(そのうちデスクトップにも)届けてくれるだろう。

消費者向けのサービスや機能に関しては、Googleは常に公平なデベロッパーたろうと努めている。WindowsやMac、あるいはiPhoneやAndroidの区別なくサービスを提供しているのだ。Chromeが世界で最も人気のあるブラウザの仲間入りを果たしたのも、同社がモバイルもデスクトップも含めた様々なOSに対応したからである。Google Nowはグーグルにとって非常に重要な機能であるため、同様に広く普及させることを望んでいるだろう。

今はまだテスト段階だが、Google Nowが今後グーグル絡みのありとあらゆるデバイスに導入されていくことは容易に想像がつく。

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