ある起業家は、自分自身で作ったオンラインストアを基に、アイスボール用の製氷皿ベジタリアン向けクッキー生地などのニッチな製品の販売で山程の注文を受けているという。しかし、自分でオンラインストアを作ったからといってお客が来てくれるわけではない。毎日アイデアを練り、物を作り、プロモーションを実施して、その結果ようやく顧客がオンラインストアに訪れるのだ。

成功への過程はしばしばわかりづらく、謎が多いものである。そこで、DIY eコマースプラットフォームの「Weebly」を使って、去年100万ドル以上を稼いだ海外の起業家達の戦略を挙げてみたいと思う。

一括販売から注文販売につなげる


LAに住むシーザー・チュー氏は水で薄まることなくウイスキーを冷やせる氷を簡単に作りたいと考えていた。そこで開発されたのが製氷皿の「The Whiskey Ball」だ。氏はよっぽどの拘りがない限り購入には至らないだろうと考えていたが、カスタム可能な商品を探していた企業のイベントプランナーの目に留まり、そのビジネスは軌道に乗り始めた。「イベントプランナーはものすごく気に入ってくれました。というのも、コストが安く、イベントで配るアメニティとして、ボールペンみたいな普通の物より面白いと思ったからです。」とチュー氏は語る。この商流から利益が生まれるようになり、製氷皿に「The Whiskey Ball」ブランドとウェブサイトのURLを入れることで、アメニティとして貰った企業が直接オンラインストアに訪れるように仕向けた。新しい訪問客はニュースレターの購読も可能で、チュー氏にとっては興味を持ってくれる顧客の獲得にも繋がっている。

インスタグラムのインフルエンサーを利用する


「The Lion Pack」のジェフとニッケル・ダントンは自分達が販売するヴィーガン用クッキー生地は、誰にでもアピールできるものではないが、食事制限がある人やアレルギー持ち、太りたくない甘味好きにとってはうってつけだということを理解していた。そこで彼らはインスタグラムに的を絞り、クッキーのヘルシーな代用品を気にいってくれそうなインフルエンサー達に無料の試供品を送った。商品を気に入ればフォロワー達にシェアされるだろう。

「クッキー生地を気に入ってくれる人が現れるようになった後、我々はサイトでフォロワー達とシェアできるクーポンコードを配布しました。それは多くのトラフィックを生み、インフルエンサーの投稿が売り上げに跳ね返ってくるようになりました」とデントン氏は述べ、関わった全員が得するシナリオを作り上げることは成功の鍵だったと言う。

全チャンネルで商品が入れっぱなしになっているショッピングカートを自動処理する

商品が入れられたままで放置されているショッピングカートの統計情報は大きな意味を持つ。オンラインの買い物客はデジタルカートに商品を入れたままサイトを立ち去ってしまう。だがこれは起業家達にとってメールによるマーケティングを自動的に行い、労せず売り上げへ繋げられるチャンスでもある。デントン氏は商品が入ったままカートが2時間経過すると自動的にメールを送るようにした。この2時間は顧客が再び戻ってきて決済ボタンを押すうえで最適な時間間隔だ。「これにより顧客をサイトに呼び戻し、商品を試してもらうための割引や、あと一つのクリックでフレッシュな商品が手に入ると働きかけました」と語る。

また、サイトに統合されたFacebookの広告リターゲッティングツールを使って、カートに入れっぱなしにして去っていった顧客がFacebookのフィードを見たときに、残していった商品を見せるような施策を取った。このリマインダーにより、その売上は1万ドル余分に上がっているそうだ。

「Weebly」のプロダクトディレクターを務めるケイティー・スィートミラーは「見栄えする写真や新商品の予告、サインアップを促すリードキャプチャフォームを用意すれば製品に興味を持った顧客ベースの獲得に繋がります」と述べる。

以上の成功事例を踏まえた上で、自身の商品を顧客へ届けるためのアイデアにしてみてはいかがだろうか。