従来のスポーツ同様、eスポーツも金銭的なコストが掛かってくる。主なインフラとして、試合を成立させるためのビデオストリーミングが挙げられる。視聴者の動画シェアによる数万単位のストリーミングに伴い、企業は莫大な帯域幅の処理に自社のソリューションの構築、あるいは信頼できる技術を持ったテックカンパニーとの連携が求められる。ハイライトや即時リプレイ、ライブ配信、チート防止などは、視聴者やゲーマーが早急に求められているサービスだ。

eスポーツのインフラを繁栄させるには、ソフトウェア開発者がクラウドと専用サーバーの入り混ざった環境で効率的に測定できる方法を見つけなければならない。クラウドプラットフォームでよく見られる様な自動的スケーリングを専用サーバーでも実現できれば、eスポーツインフラのハイパフォーマンスの達成はより容易になるはずだ。

プライスウォーターハウスクーパースが2017年に発表したレポートによると、eスポーツ業界は視聴者数の減少に伴う急速な縮小は避けられないと予測している。業界全体がこれまでに行き詰まった配信モデルに基づいた運用を続けている。悪いことに、革新的な改善策の模索も芳しくはない。

新しい収益モデルはユーザーのオンラインコンテンツへのエンゲージメントの有り様を改革しようとしている。Twitchなどのサービスは毎日大量のストリーミングを支えているプラットフォームだ。「League of Legends」や「Dota 2」といった大人気タイトルは毎月7000万近くの視聴者数を稼いでいる。今日におけるゲーム観戦の重要性を物語る数値であり、WEBインフラはこれに対応していかなければならない。

正しいWEBインフラパートナーの選び方

eスポーツの観戦者は世界中に5億人にいると推定されている。ピーク時の高トラフィックを処理するために、アプリの低レイテンシーと広い帯域幅が同時に求められる。グローバルなネットワーク性能は非常に重要で、プレイヤーの満足度を支える大きな要素の一つでもある。

クラウドまたはオンプレのプラットフォームで自動的に計測する機能を比較的廉価に実現することも重要だ。世界中のデータセンターへの設備投入は帯域幅コスト及びレイテンシーの低減に繋がり、つまりユーザーエクスペリエンスの向上に繋がる。

ゲーム開発者がAIや機械学習を使ってプレイヤーがキャラクターをどう操作するかをより良く理解するようになるというのもあり得る話だろう。プレイヤーに合わせたパッケージを提供できれば、ゲーム体験がよりパーソナライズされたものになる。

eスポーツの成功のために

インフラのパフォーマンス、価格、可用性は、オンラインゲーミングの成功に直接関わってくる部分だ。映像のラグやコマ落ちが頻発すれば、ファンは自ずと離れていってしまうだろう。収益を最大化するにはインフラが一流である必要がある。価格とパフォーマンスを両立できるパートナーと組むことで、プレイヤーだけでなくパブリッシャーにとっても大きな違いが生まれるだろう。

eスポーツが次世代のビッグウェーブだと認識しているのはゲーマーやスポーツファンだけではない。NBAのスター選手であるリック・フォックスによって設立されたホールディングスカンパニーの「Vision eSports」は、新手の有望なeスポーツブランドに投資しているが、同社はケビン・デュラントやオデル・ベッカムといった有名スポーツ選手や、「セントルイス・カージナルス」などのスポーツチームの他に、ディズニー系列の投資会社である「シャムロック・ホールディングス」をはじめとする大手からも支持を獲得している

この業界が成長を続けていくために、インフラ開発がユーザーのニーズに追いつくことが肝要だ。信頼性のあるプラットフォームは、今後eスポーツが幅広い支持を受けていく上で必ず必要になってくるだろう。