ECサイトはヒット商品を生む非常に簡単な方法だと聞いて実践してみたが、実際は鳴かず飛ばずの残念な結果になるケースも少なくはない。ユニークな商品を扱っているはずなのに、なぜ思ったような成果が出ないのだろう? それはもしかすると、意外と簡単に解決できるものなのかもしれない。まずはECサイトでつまずきやすい5つの点をチェックしてみよう。

1. 決済は購買意欲が冷めないうちに

自身のeコマースサイトのアナリティクスを見てみると、訪問者が商品をカゴに入れるものの、最後の決済までには至らないことがある。購入を検討している傍ら、支払いの手順を面倒くさがっているのかもしれない。Amazonが数秒で買い物を終わらせることができるのも、購買意欲を保ったまま簡潔に決済を完了するためだ。他にもナビゲーションが使いにくいためかもしれないし、機能していないリンクがあるからかもしれない。訪問者になったつもりで支払いまでのプロセスを確認し、全てが正しく機能していること、どれくらいの時間がかかっているか確認しよう。

2. プロフェッショナルに見られる細かな工夫

お金は掛けたくないと思って、eコマースパッケージに付属されている無料ドメインネームを使ってはいないだろうか。人はサイトの名前といった些細なことを気にするものであり、安価で手に入るURLに出し惜しみしているようだと、顧客の信頼を勝ち取ることは難しいだろう。メールアドレスにしても同様だ。ビジネスで自社ドメインのものではなくYahoo!やGmailを使っているのなら、購入する側はアマチュアの販売サイトと判断するかもしれない。ドメインネームを購入すれば、一緒に無料のメールアドレスも入手可能だ。販売する側として、手の加えられる細かい点からビジネスをプロっぽく見せられるように実践してみてはいかがだろうか。

3. 価格競争力

悲しい話だが、eコマースに低価格競争はつきものだ。Amazonの存在は大きなマージンを確保することがこれまで以上に難しくなってきている。ECサイトの平均では粗利が30~40%というところだが、これだけでもラッキーかもしれない。試しに値下げしてみて、それが売り上げに影響するかチェックしてみよう。もし値下げが厳しいようであれば、他の方法で価値を提示してみよう。商品のフリーギフトや無料配達など、こうした提案が多ければ多いほど売り上げに繋がる。

4. 見栄えしない商品紹介ページ

顧客がサイトを訪問した時、商品の写真がピンぼけしていたり、商品説明が不十分だったり、カートに入れるボタンが見つからないと購買欲が下がる。商品紹介ページは売り物にスポットライトを当てる場所だ。よって、商品の写真がプロフェッショナルでなければならない。お金を掛ける価値はあるが、自分で賄いたいというのであれば、少なくとも写真の見栄えを良くする努力は必要である。

別のサイトよりも見栄えを良くする上で、製品やサービス紹介のビデオを使うと顧客のエンゲージメントを向上できる。説明文は顧客の購買意欲を促すものだからこそ、全力で取り組むべきだろう。サーチエンジンで引っ掛かりそうなキーワードを使い、物理的な側面や利点、大きさや重量に至るまで事細かに記載することだ。配達料金を事前に知る事ができる計算機を設けるのもいいだろう。

5. サーチエンジンに引っかからない

サーチエンジン最適化(SSO)はECサイトを運用する上で最も大事なことだ。Googleやその他のサーチエンジンに即座にサイトをスキャンしてもらい、検索ランキングの上位に立つ必要がある。だが何も手立てを講じなければ勿論何も起こらない。キーワードは1ページあたり1つで良い。それ以上はサーチエンジンが混乱するばかりで検索ランキングを落とし兼ねない。

ECサイトを立ち上げただけでは物一つ売ることすら危うい。サイト作りは継続的に努力し、ユーザーフレンドリーなものを提供し続けていくことが顧客満足度に繋がり、リピーターへ成長させる。ひたむきに気持ちを込めて自慢のECサイトを築いていこう。