これまで米国で急成長している企業のオフィスをいくつか訪れた事があれば、いくつかの共通点に気づくかもしれない。

大抵どこにでも卓球台があり、生産性を高めるような曲が流れており、チーム間のコラボレーションを促進するオープンワークスペースがある。

だが最大の共通点はなんだろう? それはほぼ確実に棚の中に様々な健康的なスナックがストックされていることだ。

そこにはシリコンバレーの文化が影響している。GoogleやFacebookなどのシリコンバレー文化を生み出している大手は、社食やスナックなどをトップタレントを雇い入れ確保しておく上で、「あれば良い」ものではなく「無くてはならない」物に位置付けている。

いうまでもないが、スナックも全体的に健康志向になってきている。引く手数多の社員が求めるのは大量の果糖や遺伝子組み換え食品、添加物を含まずに空腹を紛らわせる事が出来るものだと言うことを企業は理解している。健康的なスナックが急成長を続ける企業やそのチームになぜ重要なのかは次の理由による。

会社から社員へのメッセージになる

企業の設備とその文化は直接つながるものではない。卓球台を導入したからといって鬱屈とした社内の文化が嘘のように明るくなるとは言えないだろう。

だからといって社内設備が重要ではないということにはならない。設備は社内文化の一部であり、どんな設備を導入するかは、従業員に対して陰に陽にメッセージとして伝わる。健康的なスナックを会社に置いておくことは、会社側が社員に配慮し、健全な生活を大事にしているというメッセージとして伝わる。

また社内のスナックを自販機でも買える安物から、健康的でちょっと上等なものに変える事は、より高度な健康生活プログラムや社内文化の育成のきっかけ作りとして簡単な方法である。

大きくなるスナックの存在

モバイルに囲まれた忙しい生活を送っているという事は、カバンに入りデスクで採れる栄養が好まれるということでもある。

マーケットリサーチ企業のハートマン・グループによるデータもこれを裏付けている。驚く事に米国人の91%が日に数度スナックを食べ、1日の食事の半分を占めているという。

殊更2000年世代には、スナックを会社で用意することは彼らに欲しいものを欲しいように与えるという事を意味する。

優れた費用対効果

シェフを出張で招くのは多くの企業にとって現実的ではないが、健康的なスナックを用意する事は実現可能だ。ずば抜けた費用対効果の社内設備を探しているのであれば、オフィススナックで決まりだ。
チームのために用意するのが比較的容易なだけでなく、企業にとっても多くの利点があることが分かっている。

オンライン食品小売業のPeapodも健康的なオフィススナックが従業員の幸福感を促す事を発見した。無料スナック を支給されている1000名の従業員を対象に行われた調査では、約66%が職場について非常に満足していると答えている。加えて彼らの多くは健康的なものを選ぶという。回答者の83%が新鮮で健康的な菓子(フルーツや野菜、ヨーグルトや低カロリースナックなど)が職場で提供されていることは
かなり大きなポイントだと答えている。

ニューヨークのフードデリバリーサービスを提供するSeamlessによる別の調査でも、従業員の60%はオフィスで無料の食料が提供されていることは「大事にされ、認められている」と感じているという。

オフィススナックをどう調達するかを決めるには、企業の規模やチームの性質など幾つかの要因がある。企業の大小に応じて、参考までにアメリカ国内のサービスを例にベストな調達方法を挙げてみる。

従業員数1-10名: 地元の食料品店で調達する

小さい会社の場合、一番いい方法は自分で店まで買いに行くことだろう。当たり前のことだがチームの好みや、健康を謳った製品でも多くの砂糖や保存料、添加物が使われていることもあるので、栄養についての基本的なこともわかってなければならない。

主なマイナス点として、時間がかかる事が挙げられる。もしマネージャーやアシスタントが毎週店まで買いに行く場合、おそらく彼らのToDoリストにはそれよりも先にやらなければならないことが10くらい貯まっているのではないだろうか。また、言うまでもなく会社が大きくなってくるとこれでは対応できなくなる。従業員が5名を超える頃にはやり方を変える必要が出てくるだろう。

従業員数10 – 500名: SnackNationのようなサービスと契約する

SnackNationはオフィスに健康的なスナックを用意してくれる企業だ。非常に使い勝手のいい、置いておくだけで手間いらずのこのソリューションは、専門家が選んだ自然食品業界の新しいブランドの製品を毎月届けてくれる。スナックコンシェルジュがチームに最適なスナックを見繕ってくれるだけでなく毎月新しい種類のスナックも届けられ、これら様々な種類のものは食事制限にもほぼすべて対応できる。

SnackNationは会社の規模が変わっても対応可能だ。チームのニーズに応じて注文の拡大縮小が行える。

従業員数500名以上:Aramarkのようなサービスと契約する

Aramarkはオフィススナックからランチ、コーヒーなどすべてのサービスを1つのパッケージで提供している。またレストランやカフェの設計も引き受けている他、チームのためにフードトラックを出してくれたり、休憩室をコンビニエンスストアに変貌させることも可能だ。

もちろん、こういったカスタマイズ性に優れたソリューションは一定以上の規模の企業でなければ手が出せない。10名程度の小さなスタートアップ企業よりはFortune 500に名前が出てくるような企業向けと言えるだろう。