インターネットを利用するにあたって、完璧にそのプライバシーが守られていると思っている人は少なくない。しかし、ウェブサイトへのアクセスやアカウントへのログイン、オンラインショッピング、検索結果を閲覧する時でさえ何かしらの個人情報が流出しているのが事実だ。これらを懸念するのであれば、果たしてインターネットからどのように自らの足跡を消去すれば良いのだろう。

 

ウェブ上から個人情報を消去する4つのコツ

つい最近、選挙コンサルティング会社のケンブリッジ・アナリティカによるFacebookの個人情報不正利用が人々の注目を集めたとおり、企業(特にSNSプラットフォーム)が個人情報を収集し、売却していることは周知の事実だ。この”スキャンダル”はインターネットでのプライバシーが抱えるリスクのほんの一例に過ぎない。ほとんど全てのソーシャルネットワークはここ数年で何らかの手段でハッキングされ、ユーザーはその全貌を殆ど知らない。

多数のオンライン・アカウントを持つ者として、インターネット上の個人情報の管理はとても大切だ。そこで役立つ手立てをいくつか紹介しよう。

 

1. エゴサーチ

まずは自分自身をGoogleで検索してみよう。個人名で検索し、一般的に多い名前であれば、住んでいる地名など限定的な事柄を付け足す。

検索結果によって、目を見張るほどの情報が流用されている状況を理解すると同時に、何をすれば良いかが分かるはずだ。

 

2. SNSのアカウントを削除する

最も大事なステップは持っているSNS(ソーシャルメディア)のアカウントを消すことだ。Facebook、Twitter、InstagramやYouTubeなどに個人情報が残っていることは多い。肝心なのは無効化することではなく消去することだ。

消費者向けのセキュリティ情報に関するウェブメディアのセキュリティ・バロンによると「Facebookなどはアカウントを無効化あるいは削除を明確に提示します。無効化はすぐにアカウントを復帰させる事ができる選択肢です。削除は2週間の復旧猶予期間付きでユーザデータを一掃し、Facebookがデータにアクセスできなくなる選択肢です。」。

TwitterやLinkedIn、Instagramでも同じような手続きがある。個人情報が削除されるまでのプロセスは必ず目を通そう。

 

3. ウェブマスターへ問い合わせる

ニュース記事やブログで個人情報が公開されている場合は、管理責任者であるウェブマスターへ連絡を取る必要がある。殆どの場合、データは自身で全てをコントロールできず、運営側によって物理的に削除してもらえる。

 

4. データを収集するサイトから情報を消去する

データを集めては興味を持っている別の企業へ売却している会社は五万と存在する。これら一つ一つに掛け合いデータの削除を依頼することも不可能ではないが、非常に手間が掛かる手段だ。

サイトによってそれぞれのポリシーがあり、FAXで書面を送る必要があったり、電話での応対が必要だったりする。

CNETの編集長を務めるエリック・フランクリンは「とりあえず簡単な方法として、Abine.com『DeleteMe』のようなサービスを利用することでしょう。約130ドルの年間会員になれば、
面倒な手続きを代行してくれます。また、数ヶ月ごとに個人情報が再登録されてないかチェックもしてくれます」と投稿している。

 

結論

ケンブリッジ・アナリティカとFacebookのデータ漏洩の一件や、増加しているサイバー攻撃の問題点は、インターネット上の行動によって自分自身のデータが一旦出てしまえば、それに対してできることがあまりに限られていると言うことだ。現状、我々が体験していることは氷山のほんの一角であり、それを踏まえた上で、今は自分自身どう守るかについて考える良いタイミングではないか。

インターネットから自分の足跡を完璧に消すことは不可能だ。しかし、データの流用を他社から防ぐことはできる。その手間をかける価値は十分にあるだろう。