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ダラスについて思い浮かべるものを聞けば、多くの人はフットボールやステーキ、JR Ewingなどを挙げるだろう。だが最近では状況が変わってきていて、「変化」だと言うのだ。

伝統に深く根ざしたダラスが新しい市場を作り出し、昔ながらのやり方に逆らっているとは考えもしないだろうが、それはまさに今起こっていることだ。

市のビジネスに適した環境や恵まれた人材、手頃な家賃、州所得税が掛からない点は、エネルギーや金融などの旧来の企業を引き付けてきた。そのほかの業界はと言うと、時間をかけてまでこの土地に馴染む価値はないと考えていたようだが、この見方が変わってきている。

では何がそうさせるのかを、ダラスの起業家達の意見もふまえて見ていくことにしよう。

 

ダラスに起こっている変化:数字が表すもの

「ビッグD」とも呼ばれているこの街は、次のシリコンバレーはどこかといった話に名前が挙がることはなかった。だがその必要はなかったかも知れない。同市は密かに技術の最先端を行き、今では米国で最も急速に発展を遂げるテクノロジーの中心地の一つとなっている。

ダラスはビジネスで栄えており、ニューヨークの次に多くの職を都市部で生み出している。前に述べた通り、石油や綿花、畜産業など伝統的な産業がこれまで栄えていたことにもよるだろう。だが今ではダラスは米国7位のテクノロジー関係の職が集まるところである。実際、米国に4つしかない特許事務所の一つを有しており、同市で生み出される特許の数にも頷ける。

ダラスは今や世界のいくつかに名高い大学を抱えており、Fortune 500にノミネートされている企業が22社、大手スポーツフランチャイズ4社が拠点を構えているほか、世界でも最大級かつ離発着の多い空港も備えている。Amazonが第二の本社をここに構えることを考えているのは有名な話だ。

ほかにFacebookやSalesforceといった企業も乗り込んで来ようとしている。

Salesforceの中小企業部門副社長であるMarie Rosecransは次のように語る。「ダラスは戦略的に重要なところだと考えています。技術のハブとしての評判、そしてビジネスに好都合なプラットフォームやその立地までもが、成長を狙う中小企業にとって素晴らしい条件を満たしています」

Salesforce3月22日にダラスでBusiness Growthカンファレンスを開催することとなった。テクノロジーを使ってシステムをつなぎ、顧客にサービスすることに興味があるのであれば、誰でも無料で参加できるイベントだ。

 

スタートアップ企業の中心地としてのダラス

よく知られた企業ばかりではない。ダラスはスタートアップ企業や急成長を続ける会社のホームでもある。

興味深い例がオースティンのCapital Factoryがダラスの起業家センター(DEC)と力を合わせ、テキサス州のスタートアップ企業や投資家の状況の改善に乗り出したことだ。

DECのTrey Bowlesはダラスのテクノロジーコミュニティができることは多いと言う。

「ダラスはスタートアップ企業に非常に親身な所です。シリコンバレーやニューヨークのような大きなところであれば、大きなコネクションが無い限り越えることができないハードルがあるでしょうが、ここダラスでは誰でもビジネスを始めることができるのです。」

新しく起業した人の中にNFLのかつての名選手 Darren Woodsonがいる。彼はキャリアの全てをCowboysに捧げ、アリゾナで生まれ育ったが、NFLを引退する際はダラスに住むことを選んだ。

「ダラスでフットボーラーとして素晴らしいキャリアを積むことができた。次は投資家という第二のキャリアで街に恩返ししようと思う」と彼は語る。

Woodson氏は地元経済を活性化させる新企業やスタートアップ企業への投資に集中するという。彼は今や、偽のオンラインショップを検知し排除する特許を取得したソフトを販売する企業 CounterFindの設立者兼CEOだ。

「こういったソフトのアイデアが浮かんだのですが、それを形にできる人がいませんでした。何人かはダラスがビジネスに適切なところなのかどうか疑問を投げかけてきましたが、私は何の疑いも持ちませんでした。ダラスには頭脳、勢い、専門家達がいます」

ではビジネスを始めるにおいて知名度は必要だったのだろうか?Launch DFWの戦略責任者 Clarisa Lindenmeyerはそんなことは全く無いという。

「労働力と業界の面で、ダラスはこの10年で実に多様化しました。今ではテクノロジーのハブとなっており、誰にでもチャンスを掴めるところとなっており、それは開かれているのです。」

ダラスには現在多くのテクノロジー企業がある。ダラスから生まれたMUVなどは地上の交通物流に変革をもたらしている。CEOのMark Shrayberはダラスを選ぶのに悩むことはなかったと語る。

「内陸部にあるという立地により顧客と密接になれるというのは重要な点です。またダラスにあるFortune 500に名を連ねる企業は素晴らしい労働力と活発なコミュニティをもたらしてくれます」

 

伝統から変化へ

Lance Auburgはダラス、そして州全体の変化を見守ってきた。彼の家族は代々農業分野で影響を与えてきたが、最近ではテクノロジーもその範囲に入ってきている。新しい考えが入ることで当地で最も歴史ある産業も変化してきている。

「エネルギーや農業などのダラスの産業とテクノロジーの組み合わせが見られるようになっています。これらの分野で驚異的なイノベーションが起きていますが、さまざまな起業家達がどうコラボレーションして行くのかに期待してます。ここ数年、テキサス経済にはいろんなことがありましたが、今後のダラス、そしてテキサス州がどうなっていくのかをこれまで無いほどに期待しています」

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