TDK株式会社は、創立80周年を迎え昨年11月よりブランディング活動の新展開として「テクノロジーでなにをしよう」をテーマに「TDK Attracting Tomorrow Project」を始動している。今回、プロジェクトの活動成果報告として、2つのプロジェクトの動画を公開した。

ひとつはTDK最先端技術と製品を用いた新しいメディアアート”Silver Floats”、
もうひとつは人とコミュニケーションが可能な未来の植物”BonsAI”(盆栽+AI)だ。

 

メディアアート ”Silver Floats”

“現代の魔法使い”といわれるメディアアーティストで筑波大学学長補佐の落合陽一氏が参加したことでも話題となった。
落合氏はTDK最先端技術と製品を用いて、「見たことのないカタチ」を実現。
モノを浮かせるアートはCGかと疑ってしまうほど。まさに魔法だ。

落合氏は以下のようにコメントしている。

「 “Silver Floats”は波源を形にした作品だ。定まらない波が鏡を作り、鏡は風景を歪めて波動に変える。浮揚はその表面にピュアな光景の転写を作り出し、物質的な振る舞いは光景を風景に変える。ボーダーを持つカラーバーは歪み、自然は変換され、風景は無機質な波源に変換される。音なく漂う銀の有機形状は、常にその形を、そしてその風景変換機能を三次元空間に示し続ける。僕は波が好きだ。物質が好きだ。だから映像と物質の間にある関係性を探し続けている。ここにある波を形にした物質的な鏡は、物質でありながら重力に逆らい、形でありながら反射によってそれ自体の形から解放される。運動は風景の変換装置の一部となる。それらを支えるのは計算機の最適化計算と、ファブリケーション技術、磁性技術の統合だ。」

プロジェクションマッピングとは異なり、テクノロジーと音、映像などで独特の世界観とこだわりが感じられる。
「TDK Attracting Tomorrow Lab」を通して、可能性を秘めたテクノロジーを最前線で見据えている落合氏の研究は、アートの面からも注目だ。


BonsAI (盆栽+AI)

近年、人とAIとのコミュニケーションは増えてきているが、これまで誰もが想像をしていなかった人と盆栽のコミュニケーションをTDKが実現させた。
古くから日本で愛され、身近な自然である盆栽にTDKの最先端技術や製品を用いることで、人間と自然が通じあう。

◆ビジネスマンver.
日々多忙なビジネスマンにとって弱音をはいたり、一息ついたりできる暇は中々ない。
盆栽に語り掛けることで忘れかけていたことを思い出させてくれる、そんな動画になっている。

◆カップルver.
身近な存在であるがゆえに、お互いが抱えている不安を盆栽に語り掛ける。
盆栽からのちょっとしたアドバイスが二人の関係をよりよいものへと導いてくれるのではないだろうか。

◆キッズver.
盆栽は、たくさんの夢を抱えたキッズ達にソクラテスの言葉を引用してアドバイス。
子ども達は、夢の実現に一歩前進したはずだ。

自然と触れることや直接言葉にできる場が減ってきている現代、「盆栽×AI」という新たな視点は、意外と現代社会のニーズにマッチしているのかもしれない。