私は天気がいい時などは週に2~3回軽くジョギングをするが、1日の始まりに集中するためにある種、瞑想的な効果があるように思う。AppleWatchはどれだけ走ったのかを私に知らせてくれ、心身ともにいいことだ。

FitBitやJawboneのウェアラブルをここ一年ほど愛用している。フィットネスにおける目標を達成するため、人々はこうしたデバイスや関連アプリが作り出すエコシステムに頼るようになっている。だがそれでもこれらのデバイスは今だに糖尿や心臓病の健康洞察を特定するのに不十分です。

Appleなどの企業がこの状況を変えようとしている。昨年、同社はスマートウォッチで糖尿病検査が行えるようにするため、スタンフォード大学と提携した。さらに最近では、Cardiogramというスタートアップ企業と協力し、不規則な心拍情報を有効に活用できるよう模索している。ゆくゆくは糖尿や高血圧、無呼吸症候群や不整脈の検知に役立てられることだろう。

しかしAppleだけがウェアラブル業界でイノベーションを起こしているわけではない。ウェアラブルが消費者の健康に近い将来どのような変化をもたらしうるかについて、いくつかを以下に挙げる。

 

心拍のモニタリング

心拍は体の状態について重要な事を教えてくれます。例えば心拍数の上昇は心臓病の兆候であり、不整脈は懸念すべき症状が出ていることを示している。フィットネスウェアラブルの多くは心拍数のトラッキングはできるが、利用者がその情報の使い方を理解するまでになっていない。

この不足に取り組むのが次世代のウェアラブルだ。iBeatスマートウォッチは心拍数のモニタリングを行うだけでなく、24時間365日対応できる応答センターに接続できるヘルプボタンが付いている。Jawboneはメディカルトラッキングにシフトしていくことを計画しており、同社の最新モデルはその大事な最初の一歩である。Jawbone UP3とUP4は心拍数のモニタリングだけでなく、それらの数字があなたの健康状態にどう言った意味を持つのかの情報も提示してくれる。

 

患者のデータのモニタリング

患者は病室でバイタルサインを監視する機械に囲まれて過ごします。だが彼らがそうした環境から離れてしまえば、医者は彼らをモニターする方法がなくなってしまう。MYIA Labsが開発した技術はベッドの下に仕掛けられたセンサーとアプリを組み合わせて、睡眠中の心拍と呼吸数を計測するものだ。こうして集められた情報は心不全などの慢性症状のモニタリングに利用される。血栓や脳卒中の原因にもなる不自然な心拍や不整脈の兆候を記録するKardia Bandのようなウェアラブルもある。兆候が見つかれば自分か医者にメールが飛び、必要なアクションを取ることができる。

糖尿病に苦しむ患者にほど、このモニタリング機能は理想的な条件になる。糖尿に苦しむ患者は常に血糖値をモニターしなければならなく、これまでは押しピンを使って血を採っていたが、ウェアラブルがその必要を無くす可能性がある。Diabetes Sentryは皮膚温と発汗レベルから血糖値の低下を検知し、処置が必要になるとアラートを送る。

 

より良い健康に向けて

健康状態のモニタリングに加え、フィットネスウェアラブルは本来の目的も果たす。しかし生み出される健康面のデータはこれまでより進んだものとなるだろう。Polar A370フィットネストラッカーは運動量を測るだけでなく、トレーニングを改善するために何ができるかのガイダンスを指し示してくれる。ほかの製品同様、睡眠状態の追跡も行える。また毎日の調子を確認し、それをガイダンスにフィードバックしたりもする。

ブレスレットや腕時計、パッチなどを身につけたくない人にとっては、服に付けられるタグ状のウェアラブルのSPIREがある。ストレスレベルの低減やより良い睡眠のためのアドバイスをしてくれるものだ。ウェアラブルをスポーツブラや下着に組み込むことで、わざわざ装着せずモニタリングすることが可能になる。

イノベーター達は心筋梗塞や脳溢血により、突然倒れたりする心配のない時代が来ることを予見している。同時に世界中の企業が、慢性症状に苦しむ人がより楽に常時ケアを受けられる世の中を作ろうとしている。これらセンサーはただのフィットネストラッカーではなく、ヘルスケアに変革をもたらすものである。