IDCによると、大企業は近代化や成長のための世界的技術基盤の確立、簡単で安全なデータアクセスやサービスを実現するのに今後4年で7兆ドルを投じると言う。

 

何が牽引力になっているのか?

クラウド構想やビッグデータ解析、モビリティなどがよく挙げられるが、IoT、すなわちオートメーションやAIに絡んだことも主な投資対象の1つになりつつある。コネクティビティやITサービス、エンタープライズアプリケーションについてもそうだ。

IDCは2019年だけでデジタルトランスフォーメーションのために企業は1.7兆ドルを費やすと言う。今年の1.2兆ドルの1.5倍だ。その多くは製造業や交通分野だが、サービス業やヘルスケア企業もこの投資を担っている。2021年には年間投資額は2.1兆ドルに達すると言う。

一つ明らかなことはデジタルトランスフォーメーションに幅広い業界が投資すると言うことである。上位3つの業界だけで何兆ドルと言う投資の半分以上を占め、残りの46%は幅広い分野に分散している。

さまざまな企業がテクノロジー企業になりつつある時代、多くの企業がクラウドやコミュニュケーションに投資しているのは確かだが、これらテクノロジーは企業の文化も変えることになるだろう。

デジタルトランスフォーメーションは市場の速度や競争を促し、イノベーションが起こる隙間の拡大をもたらす。これらは環境を取り巻く文化に依存し、文化は人に依存する。

このことはデジタルトランスフォーメーションへの取り組みが功罪入り混じる結果を生む際に見過ごされがちなポイントだ。

適切な人と文化なしではどんな技術も会社を救うことはない。コラボレーションツールは協力とコミュニケーションを可能とするが、必ずそれを実現するものだとは限らない。

企業の変革には技術も含まれるが、同時にその文化についても目を向けられなければならないと言うことだ。

シリコンバレーで主要な経営陣を招き、デジタルトランスフォーメーションについて語る夕食の機会を設ける予定だ。