AppleがSensoMotoric InstrumentsというARと視線追跡技術を持つドイツ企業を、買収したという噂だ。その価格は公にされていない。

1991年に設立されたSensoMotoricは工業・商用向けの視線追跡に使われるハードウェア及びソフトウェアを主に製作していた。同社のウェブサイトでは、そのソリューションは医療研究や神経科学、VRやARを含む幅広い分野に応用できるものだという。

このニュースを最初にすっぱ抜いたMacRumorsでは、SensoMotoricからAppleにアプローチしたことが明らかにされている。Appleの小規模な企業買収の例に漏れず、今回についても何の発表もなく、ただ次のような回答が得られただけである。

「Appleは時折小規模なテクノロジー企業を買収していますが、その目的やプランについて述べることは基本ありません。」

またこの買収は公式のチャンネルではなく、Vineyard Capital Corporationというダミー会社を通じて行われたものだ。Appleの法務部副社長 Gene Levoffはこの買収に絡んで、Vineyard Capitalとのビジネス書類に署名した。

噂に信憑性を持たせる点として、SensoMotoricのブログを閉鎖したり、ウェブサイトからコンテンツが消えたり、サポート窓口が閉鎖されたりといった、Appleに買収された企業が辿る一連の動きも見られている。

ARはAppleにとっての次の足がかりであり、ARグラスが出るというのも去年から噂されている。CEOのTim Cookは興奮気味に、ARはモバイルと同じくらい大きなものとなり、新しいテクノロジーについて多くの時間をつぎ込んでいると述べている。

WWDC 2017でAppleはiPad向けのARアプリ開発フレームワーク ARkitを発表した。IKEAはこれのローンチパートナーの一社であり、家具のリアルな3Dモデルを自宅で仮想的に配置するARアプリの改良版を発表する予定だ。

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