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フランスの航空業界大手Airbusグループの最高経営責任者 トム・エンダースは、年内に空を飛ぶ自動運転車のテストを実施したい考えを示した。

“空飛ぶ自動運転車”を導入することで大都市の交通渋滞問題を緩和することができ、橋や信号、コンクリート舗装の道路について悩む都市計画のインフラ予算を抑えることができる、とAirbusは主張している。

「100年前、都市の交通は地下に展開された。そして今、我々は地面より上に、これを展開する技術を持っている。計画はまだ実験段階だが、開発への取り組みは真剣だ」と、エンダースはミュンヘンで開催されたDLDテクノロジーカンファレンスで語った。

Airbusは昨年、都市空中移動部門を設立し、空飛ぶ自動車の試作に取りかかった。その試験を年内におこなうことを狙っているが、消費者が実際に乗ることになるのは、2020年頃になるだろうとエンダースは語る。

ヘリコプターと“空飛ぶ自動車”はちがう

同社は半自動運転の空飛ぶ自動車も計画しており、乗客が乗り物を操縦できないといけないという規制ができても、プロジェクト全体が頓挫することはない。

さらに、Airbusは空飛ぶ自動車を使った新しいビジネスプランも練っている。ほとんどの人には価格的に手が届かない、商用ヘリコプターを使ったものとはまったく異なる。乗客がタクシー的な感覚で空飛ぶ自動運転車を呼び出す、Uberのアプリのようなものを開発しようとしているのだ。

Uberもまた、Airbusのコンセプトと同じく、空飛ぶ自動運転車を使ったサービスをやりたがっているという。大変興味深いところである。

空飛ぶ自動車の実現は数年後のことかもしれない。しかし、連邦航空局(FAA)がドローンの規制に苦労しているなか、人を載せた自動運転の空飛ぶ乗り物を、となるとそのハードルは相当高いものかもしれない。

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