英国政府の電力・ガス調整機関オフジェムが、 炭素ネットワーク基金(LCNF)の下でおこなわれた試験的プロジェクトで、CO2排出量を215トン削減できたことを発表した。

この取り組みは2015年までの6年にわたって、分散ネットワークオペレータ(DNOs)によるコスト・エネルギー効率のいいスマートグリッドソリューションを開発するためのものである。

オフジェムの評価によると、導入されたスマートグリッドプロジェクトの中には60〜100億ドルの利益を上げるものもあったという。

「ネットワーク企業のイノベーションに改善があったと今日では評価している。これは大きな進歩だ」と、語るのはオフジェムのネットワーク部門シニアパートナー ジョナサン・ブレアリー氏だ。

「さらに進歩する余地はまだまだある。我々が企業に求める挑戦とは、この度の結果を基に更に上のレベルのイノベーターになってもらい、より多くを生み出すことである。サードパーティーをプロジェクトに呼びこむことは、ネットワーク企業が次のレベルに到達する助けとなるだろう」と、彼は付け加えた。

新しいエネルギーグリッドを探す

LCNFは、エネルギーグリッドの革新的なソリューションを開発していた大小さまざまな企業に対して、6年間で7億5,000万ドルを提供した。

「企業はこの機会を活かすべきだ。英国中に展開されているスマートメーターから、コンシューマが最大限の恩恵を得るためのイノベーティブなグリッドを我々は求めている」と、ブレアリー氏はいう。

オフジェムは、毎年Network Innovation Competition (NIC)というコンペを行う予定だ。これはLNCFの後継に当たり、プロジェクトに毎年7000万ポンドが支給されるという。

いくつかの報告では、CO2の削減がこれまでと変わらないのであれば、英国は昨年のパリ合意で設定された目標を達成できないだろうと言われている。この基金は消費者に影響を与えることなく排出量を削減する1つの方法だ。

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