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アメリカでは68%以上の人々が少なくとも週に一度は睡眠をとることに問題を抱えており、多くの人々はテクノロジーが睡眠を阻害している多くの要因になっていると考えている。だが、そのテクノロジーは睡眠の助けにはなれないのだろうか?

IoTによって家の監視からペットの餌やり、エクセサイズの記録など、我々の生活は日々楽に、かつ、効率的になってきている。しかし、睡眠について見落としてはいけない。アリアナ・ハフィントンがスタンフォード大のMBAの生徒に説くように、睡眠とは生産性を上げるツールであり、この質を高めるプラットフォームを開発することも大変理にかなっている。

睡眠を阻害されることは健康上の問題にもつながり、ハーバード・ビジネスレビューによれば、これは個人的な問題だけでなく公共にも影響するだろう。一方、IoTはヘルスケアの領域にも踏み出し始めており、医者や病院などがこの新しい技術を患者のために役立てようとしている。睡眠の質を高めることで、IoTを健康改善に役立てるチャンスは多くある。

15年以上にわたり、Cambridge Sound Managementは人の生産性を上げることに注力してきた。

サウンドマスキング技術の世界的先駆者として、我々の製品は空気の流れのような低音量のさり気ないバックグラウンドサウンドを再生し、雑音を低減し会話の認識性を上げることができる。

数年以上にわたり我々の顧客はサウンドマスキング技術を職場に導入した場合の差に気づき、自宅への導入の問い合わせを受けることも多い。彼らの多くは、不要なノイズを遮るためにホワイトノイズ発生器やファンを年中付けている。だが、これらのデバイスから発生する音は特定の場所から聞こえてくるものであり、脳がそのことに容易に気をとられることから安眠が保証されるとは限らない。

これはホワイトノイズ発生器やファンの昔からの欠点であり、我々が数年前にダイレクトフィールド・サウンドマスキングを開発した際に克服した問題だ。ノイズのマスキングのために大きなスピーカーを置く代わりに、小さめのスピーカーを格子状に置くことでより均一で効率的なノイズ低減が実現できる。

サウンドマスキングは、不快なノイズを別のノイズで置き換えるだけのものではない。不要なノイズを人の聴覚がかろうじて認識できる適切な周波数の音でマスキングするものだ。光をマスキングする場合により強い光を使うか、ぼかす事で光のインパクトを消すかの差に似ており、我々の製品はそういった理屈で動いている。

ハフィントン氏が指摘するとおり、生産性に関係があるのは執務室だけに留まらない。家庭でのプロダクティブな睡眠の実現だ。家庭での騒音に対するより進んだソリューションについてのヒアリングをおこない、最も需要が高かった寝室での騒音対策に持てるサウンドマスキングソリューションづくりのノウハウをつぎ込むことにした。

そうして出来上がったものが、世界初のコネクテッドホーム向けに設計された安眠のためのシステム 『Nightingale』だ。2つのユニットからなるユニークなシステムであり、均一で柔らかく包まれるような音を発生し(我々は「音の毛布」、「サウンドブランケット」と呼んでいるが)、脳が音源を特定できず安らかな睡眠がもたらされる。

Nightingaleは、睡眠を妨げる主なノイズをマスキングする音で寝室を満たすよう設計されている。両側の2つのスピーカーと床のレベルから音が投影され、間に家具などがある場合でも効果が阻害されることはない。

iOSとAndroidに対応したアプリを使い、部屋の形状や睡眠状態に応じてNightingaleを調整することもできる。たとえば床が木材かカーペットか、寝室は親のものか子のものか、いびきや耳鳴りはあるかないかといった点だ。

Nightingaleは、IFTTTを通じてNest, Ring, やPhilips Hueなどのスマートホームデバイスとも統合でき、Amazon Echoを使った音声操作にも対応している。15種のサウンドブランケットオプション、安眠のためのさまざまな自然の音を選択することもできる。世に2人と同じ人はいないが、Nightingaleは様々な要求に柔軟に対応できるようになっている。

IoT技術を使い睡眠の質を改善する一番手となれたことに、我々自身ちょうど興奮しているところだ。

※この記事はCambridge Sound Managementとのパートナーシップにより執筆されました。

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