BlackBerryは、Fordが将来出す車へのインフォテイメントおよびセキュリティシステムの供給契約にサインした。

この契約の内容には、Fordがパナソニックとの提携で数年使っていた「QNX OS」と「Certicomセキュリティシステム」が含まれる。また、オーディオ処理に「QNXハイパーバイザ」が使われることにもなるだろう。

「自動車の将来は組み込みソフトウェアの賢さにかかっている。我々が持つ安全性の高い組み込みソフトに関する経験は、スマートな車を実現したい企業にとって魅力的なものとなるだろう」と、Blackberryの会長兼CEOを勤めるジョン・チェン氏は語る。

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「また、Fordは業界のリーダーであり、世界レベルの我々の技術を彼らの製品に投入できる機会は特権的なものと言える。Fordが我々のソフトやサービスを使うことにより、我々もまたさまざまな価値を市場に提供できると考えている。」

同社のQNX OSは、自動車業界においてインフォテイメントやGPSを扱ううえで、メジャーなプラットホームの一つである。BlackBerryがハードからソフトおよびサービスに移行し始めていることから、投資家の中には「これが将来の主な収益源となるだろう」と言う者も出てきている。

BlackBerryのQNX契約は2021年まで続くか

もしも今回の契約が2021年まで延長されれば、FordはQNXを自動運転車にも採用するかもしれない。そうすればBlackBerryは、インフォテイメントやセキュリティのプロバイダとして自動運転車業界に片足を突っ込むことになる。

「QNXベースのSYNC3システムが世界的に成功したことにより、コネクテッドカーが提供する体験価値の重要さを理解することができた」と語るのは、Fordの生産部門上級副社長でCTOのラジ・ナイール氏だ。

「QNXプラットフォームの経験を積むことは、顧客により質高く安全の保証された体験を提供する助けとなるだろう。」

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