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Amazonとのスマートホーム市場のシェア争いが加熱する中、Alphabet傘下のGoogleが、Nestシステム用のIoTプロトコルを公開した。

Motley Fool の調査によれば、Googleが今回、Nestのスレッドプロトコルをオープンソース化したのは、異なる製造者同士のIoTデバイスやクラウド間の接続性向上の道筋を立てるためだという。

「これまでもオープンソーステクノロジーに対する活発なサポートや貢献を行ってきた我が社は、OpenThreadによって志を同じくする企業や個人達とともに、コネクテッドホームの発達のために幅広く使われるような最高レベルのスレッドの実装を提供することができる」とGoogleは宣言している。

予想されるNestの収入減は大きな問題ではない

NestはGoogleの子会社の中でも比較的小規模であるため、Motley FoolはThreadのオープンソース化が企業の収益に与える影響はごくわずかなものだろうという。

しかし、OpenThreadの登場により、GoogleはAmazonのEchoスピーカーとの競争にようやく一筋の光を望むことができるようになるだろう。Googleは、今のところAmazonの後塵を拝している状況であり、そのAmazonは先日、Echoのバーチャルアシスタント Alexaを公開し、他のIoTデバイスでもシームレスに利用できるようにしたところだ。

Echoのコンシューマ人気は高く、当初はハンズフリーなスピーカーとして登場したのが、今ではAlexaを使って数多くのデバイスやアプリをコントロールできるスマートホームハブになっている。

Nestがオープンソースアプローチを導入することで、Echoから競争が高まっているスマートホーム市場での地位を奪い取ることができるかどうかはまだ定かではない。そして、放棄されたAndroid@Homeプロジェクトのように、これもGoogleが過去に数多く仕掛け、軌道に乗らなかったIoTへの挑戦の1つで終わる可能性もある。そうなれば、同社のスマートホーム戦略はこれまで以上に見通しが悪くなることだろう。

(ReadWrite Japan編集部)

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