先週、International Data Corporationが発表した四半期のウェアラブルトラッキングデバイスの販売統計から、Fitbitがシェアの22%を占め、その王位の座を安泰なものにしていることが分かった。

Apple Watchが初めて公表された時、私たちはフィットネストラッキング市場に食い込んでいくだろうと予測していた。事実Apple Watchの存在は、この四半期でTop5から滑り落ちたSamsungのような、他のスマートウォッチメーカーの存在を脅かした。

Fitbitが成功したのにはいくつかの要素がある。まず販売網が最も優れており、米国外にもその手を伸ばしている。最新のトラッカーとなるFitbit ChargeとFitbit Surgeの販売も好調だ。また従業員などにフィットネストラッカーを支給したがっている企業とも大きな契約を結んだ。支給の対象にはFitbitの健康プログラムに従事する335,000人の従業員も含まれている。

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一方、比較的手が届きやすい価格のSportラインのおかげもあり、Apple Watchの売れ行きも好調だ。Watch OS2がリリースされ、デバイスに組み込まれた機能をより活用できるようになる点も注目を集めるかもしれない。

第3位となったXiaomiも興味深い動きを見せている。中国でトップのAndroidスマートフォンのメーカーとして知られているこの企業は、フィットネスバンドを15ドル以下で販売している。

「中国はあっという間にもっとも急成長を遂げるウェアラブル市場となり、機能と低価格で競いあう企業を引き付けている」とIDCのウェアラブルリサーチチームのマネージャ、ラモン・ラマスはレポートの中で述べている。だがXiaomiのような中国企業は、海外にまで手を広げる事に苦労しているところだ。子供向け電話ウォッチのY01を製造している第5位のメーカー、XTCなどはその例だ。

市場の34%を比較的小規模の企業が握っており、それらの製品に統一感はあまりみられない。今年さまざまな新しいリリースがあったにもかかわらず、Android WearのメーカーはTop5に1社も名を連ねていない。この事はGoogleのスマートウォッチOSがもう一つ軌道に乗れていないことからもうかがえる。

Fitbitにとっての真の挑戦は、他のウェアラブルメーカーとの競争ではないようだ。むしろ課題はフィットネストラッカーに一般的にみられる高いユーザー離脱率だろう。
企業向け健康プログラムは時折、デバイスを利用するユーザーに金銭的なインセンティブを与えている。これがおそらくは課題に対する答えだろう。

ユーザーが1年もたたないうちにデバイスの利用をやめてしまう現状下で獲った、市場第1位というのは、あまり中身がないもののようにも思える。

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