グーグルが新たな「Moonshot(月にロケットを打ち上げるような壮大なプロジェクト)」を開始した。サービス産業における生産からロジスティクスまですべてを自動化する、サービス・ロボットの開発に着手したのである。グーグルは、このロボット開発の仕事をAndroidの創立者であるアンディ・ルービンに託した。ルービンはマシンに命を吹き込むため、ハードウェアとソフトウェアの開発チームを指揮することになる。

ルービンはAndroid社(グーグルによって2005年に買収された)の創立者であり、スマートフォンとタブレット用のAndroidモバイルOS開発の責任者として、同OSを世界で最も使用されているOSに仕立て上げた人物である。彼は今年3月の初め、新しいプロジェクトに取り組むためにAndroidの責任者としての地位を去っていたのだが、グーグルはそのプロジェクトについてこれまで明かしてこなかった。

今、我々はそれがどんなプロジェクトだったのか知ることとなった。ルービンは現在、ロジスティクス、生産、配達のようなエレクトロニクス・プロセスの効率的な自動化を目指すため、ヒューマノイドやサービス・ロボットを設計するグーグルのプロジェクトを率いているのである。

ニューヨークタイムズ(NYT)の速報によれば、グーグルはルービンのチームを支援するために水面下で7つのロボット技術の会社を買収したようだ。これらの会社が共に目指すゴールは、NYTのジョン・マルコフが「機動性のある器用なロボット」と評するものを作成することである。

アマゾンが「4~5年」以内の実現を目指してドローンによる配達を計画しているこのタイミングで、グーグルの幹部らは同社のこのヒューマノイド・ロボットの開発プロジェクトが「Moonshot」に値すると認めている。しかし「自動運転自動車」も開発したグーグルが、現代のロボティクスの境界を押し広げ続けていくことは、ある意味当然ともいえるだろう。

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