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リクルートテクノロジーズの研究開発機関であるアドバンスドテクノロジーラボ(ATL)が、IoT技術研究の一環として家庭の鍵をスマートフォンで開閉できるキーレスエントリーシステムを開発し、これによって鍵穴にキーを挿すことなく家の鍵を開閉できることを実験検証した。またこのシステムでは、ドアに近づいたり離れたりすることで自動的に施錠・解錠できるだけでなく、遠方からも施錠・解錠を行うことができる。

既存のキーレスエントリーシステムは専用のキーを利用したものが一般的だが、今回開発されたものは専用キーだけではなく、日々利用しているスマートフォンでも施錠・解錠ができ、遠方からの操作も可能となっているのが特徴だ。

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このキーレスエントリー「TYPE : Remote control」では、専用アプリを起動させたスマートフォンから、Bluetooth Low Energy(以後、Bluetooth)がこのシステム内に届くことで、ドアのサムターンを回転させる。アプリを起動した状態でシステムから近づいたり離れたりすることで、自動で施錠・解錠ができるのだ。TYPE : Remote controlがBluetoothの信号の強弱を感知することで、「自宅のドアに近づくと、信号が強まり解錠」「ドアから離れると、信号が弱まり施錠」といった動作ができるため、施錠を忘れて“うっかり”外出してしまったり、鍵を落として家に入れなくなったりといった状況を防ぐことができる。

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また「TYPE : Relay」を使用すれば、Wi-Fiなどのインターネット回線を通じて、Bluetooth信号が届かない遠方からもこのシステムを動かすことができる。「鍵はちゃんと閉まっているのだろうか・・・でも終日家に帰る時間がない・・・」ふと感じた瞬間にスマートフォンを通してすぐに確認できるため、終日抱えるかもしれなかった不安をすぐに解消することができる。

キーレスエントリーについては現在、販売等の予定はないが、ATLではこうして積極的にテクノロジーの開拓を行いながら、研究・開発を通じて、「将来役立つであろうテクノロジーの兆し」のキャッチアップを続けている。

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TYPE : Remote control

【TYPE : Remote control仕様】

外部機器から動力駆動制御により、サムターンのリモート操作を可能にしたデバイス

■通信方式 : Bluetooth v4.0 LE
■通信出力 : Class 2
■制御元デバイス : iPhone /Android
■動作電圧 : DC2.8-3.2V
■電源 : 単3乾電池2本
■連続待ち受け時間 : 180日

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TYPE : Relay

【TYPE : Relay仕様 】

外部機器からの制御命令実施を遠距離から可能にするコマンド中継デバイス

■通信方式 : Bluetooth /v4.0 LE /
Wi-Fi /3G
■通信出力 : Class 2(BLE)
■動作電圧 : AC100V

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