フリーランスから社員へ、決め手は「チーム開発の面白さ」

– まずは、現在関わっているサービスついて教えてください。

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◇ギークス株式会社 リードエンジニア 斉藤 晋介(さいとう・しんすけ)氏

斉藤氏:大手企業様と協業で開発・運営しているリズムゲームのサーバーサイドのリードエンジニアを担当しております。このゲームは7月末で3周年を迎えるのですが、この夏に大型リニューアルを予定しており、現在は主にその開発を進めています。
※インタビューは6月末に行ったものであり、現在すでにリニューアル済み

– 入社されてから、ずっとサーバーサイドのリードエンジニアを担当されていたのでしょうか?

斉藤氏:入社前はフリーランスエンジニアとして働いており、2015年5月から業務委託という形でギークスの案件に関わり、その年の10月に入社しました。入社当時は、どちらかというと主にマネジメントを業務としていましたね。2016年4月の大きな組織変革を機に、マネジメントだけでなく、自分も現場で開発をする機会が増えてきたという感じです。

– なるほど。フリーランスエンジニアからの転職だったのですね。

斉藤氏:ギークスはもともとフリーランスエンジニアのネットワークに強い会社なので、そのネットワークを生かし、多くのフリーランスエンジニアが開発に関わっています。そこから入社に至るケースが数多くあるのは、ギークスの特徴的な点だと思います。

– 斉藤さんもそのうちの一人ということですが、フリーランスのままいるという選択肢がある中、入社された理由は何でしょうか?

斉藤氏:私がフリーランスとしてギークスで初めてジョインしたプロジェクトは、2015年の夏にリリースされたタイトルでした。当時、10数名ほどのメンバーでそのプロジェクトを進行させていたんです。そこで感じたメンバーの開発やものづくりに対する貪欲さ、ひとつのプロジェクトに対して「フルコミットしてやりきるぞ!」というアツイ想いがとても印象的で覚えています。そういったメンバーと数カ月一緒にやっていく中で、ひさびさに「チーム開発が面白い」と思いまして。

先ほど言ったような開発に対する考え方についてもかなり気が合うと感じたので、このメンバーと今後もさまざまなプロジェクトをやっていきたいなと思いましたね。これまで起業したこともあったんですが、フリーランスでいるよりもメンバーと一緒に仕事をする方が刺激もありましたし、いろいろな意味で自分の糧になったので入社を決意しました。

– 入社されてから苦労したことなどはありましたか?

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斉藤氏:そうですね。苦労というより努力した点になりますが、あります。メンバーのみんなとどうやって向き合って行くか、どう成長させていけばいいかということをよく考えていました。

– “努力”ということですが、具体的にはどのようにしたのでしょうか?

斉藤氏:自分がこれまで学んできたことを発表する場を作り、定期的に勉強会を開催しました。今ではその勉強会も習慣化し、みんなが手を上げて勉強会を開いていく、という感じになっていますね。開発メンバーも急激に人数が増えてきており、さまざまな経験を持ったメンバーも揃ってきているので、勉強会で知見を発表することで相互的にメンバーが成長する機会を作っています。

エンジニアって少し恥ずかしがり屋だと思っていて。思っていることがあるのにも関わらず、その考えを伝える一歩をなかなか踏み出せないこともよくあると思います。そこで、何らかの形で思っていることのアウトプットができるよう背中を押してあげることに力を入れていました。結果としては上々かなと思っています(笑)

36歳、いちエンジニアとして感じる「教育」の大切さ

– 他に斉藤さんがやりがいを感じる瞬間などはありますか?

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斉藤氏:私はいちエンジニアとしてバリバリやっているのが結構好きなので、ゲームのリニューアルに向けて全力でやっているところにすごくやりがいを感じていますね。リニューアルという大きなプロジェクトに対して、みんなで一丸となって進んで乗り越えて行く過程が自分たちを成長させてくれると思っています。

開発は紆余曲折あるものだと思っていて。たとえば、仕様変更などが入って急きょ作業が発生することもあります。そういうときは大変ですが、逆にそういう壁があるからこそ得られる学びも多いと思っています。

– ちなみに、無限にお金とリソースを使えるとしたら何をしたいですか?

斉藤氏:そうですね。事業面ですと、新しい技術を使った画期的なサービスを作りたいです。ギークスでもVRという新しい分野の研究開発をやっているので、無限のお金とリソースを使えるのであれば、事業採算など関係無く新しい取り組みにどんどん挑戦してみたいですね(笑)

– なるほど。では、いちエンジニアとしてはいかがでしょう?

斉藤氏:いちエンジニアとしては、36歳になった今、あらためて「教育」の大切さをとても感じています。ギークスでは、セブ島で英語とプログラミングを学び、帰国後に社内でエンジニアとしてジョインする、『geechs camp』というエンジニア育成プログラムを実施しています。このプログラムのように、エンジニアたちを成長させていくアカデミーのようなものに関わっていきたいと思っていますね。

geechscamp

開発をリードする立場だというのもあり、環境を整え、ある程度のベクトルを提示した上で、自分も一緒に頑張りつつ、目標達成にともに邁進したいなと。最近では、社外のエンジニア養成スクールでメンターを務めるなど、若手を育てる機会も頂きました。

– 最後になりますが、今後の展望や個人的にやりたいことを教えていただけますか?

斉藤氏:そうですね、まずはゲーム事業として。今年は、今期と来期ともに複数のプロジェクトが同時に走っているので、勝負の年だと考えています。協業案件も複数同時に進行していますが、今年の秋ごろには女性向けに展開している自社キャラクタープロジェクトのゲームアプリ『カクテル王子(カクテルプリンス)』を新たにリリースする予定です。(※8/1現在、すでにリリースされています。)

私自身はリードエンジニアとして、この新しいプロジェクトを仕上げていくと同時に、ユーザに愛されるヒットタイトルを生み出していきたいです。

cocktailprince
◇ゲームアプリ『カクテル王子(カクテルプリンス)』

個人的には、もうすぐ1人目の子供が生まれるので、子育てと仕事の部分の両立をきちんとやっていきたいと思っています。将来、子どもにもプログラミングの考え方を持っていてほしいですし、プログラミングを学ぶ時には私が手助けできればいいなと(笑)。だからこそ今後もいちエンジニアとして、マネジメント業務もしつつ、コアな技術についても勉強し開発業務もしつつ、ジェネラリストとしてスキルを磨いていきたいですね。

– ありがとうございます。

フリーランスから社員になる方が多いというギークス株式会社。自分の知見を共有し、切磋琢磨できる仲間がいることがその「チーム開発」の一番の魅力かもしれない。さまざまなプロジェクトを同時に走らせながら、今後もフルコミットしてやりきるメンバーの”情熱”とエンジニア個人個人の”成長への貪欲さ”を最大限に活かし、「21世紀最も感動を与えた会社」になるべく邁進するのだろう。その開発をリードする斉藤さんの、教育と成長に重きをおいた活動にも期待がかかる。

 

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今回取材した方

ギークス株式会社 リードエンジニア
斉藤晋介(さいとう・しんすけ)氏

23歳という若さで独立しフリーランスエンジニアとして数々のプロジェクトに参画。 その後28歳でモバイルコンテンツの制作会社を立ち上げる。 経営者でありながら自らもエンジニアとして最前線に立ち、10本以上のソーシャルアプリをリリースする。 2015年よりギークスにジョインし、現在はリズムゲームのサーバーサイドリードエンジニアとして活躍中。