わからなければすぐ質問、即解決できる環境が成長の秘訣

– TECH::CAMPについて教えていただけますか?

阿部氏:『TECH::CAMP』は、未経験から1ヶ月でサービスを作れるエンジニアになれるプログラミングスクールです。2014年11月に開始以来、3000名以上の卒業生を輩出しております。東京、大阪、福岡に拠点があり、現在では月次350~400名の方に受講いただいております。

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– TECH::CAMPのメンター体制は人の手が多くかかると思うのですが、他の会社ではなかなか無いですよね。

阿部氏:そうですね。TECH::CAMPでは1ヶ月間、昼の11時から夜の23時まで、土日祝日関係なく、教室かスカイプでの即時質問を可能にしています。勉強していて一番もったいない時間、わからないことや解けない問題があり悩んでいる時間です。わからなくなった瞬間にメンターに質問ができ、即座に疑問を解消して次に進めるという状態にすれば、最大限効率的に学習できると思い、その速度を追求しています。

– メンターはどういった方がされていますか?

阿部氏:初期は、もともとこの会社でアプリを開発していたエンジニアがメンターを務めていました。僕もその1人です。また、外部のエンジニアの方に応援を頼むこともありました。現在は、TECH::CAMPを卒業した方がメンターになるケースが増えています。これは、研修制度が整ってきたためです。厳しい試験を経なければメンターにはなれず、なったあとも日々アプリ開発や週次のテストなど実践的な研修を続けてもらっています。

メンターが卒業生だからこそ、はじめからTECH::CAMPのやり方を理解しスムーズにメンター業務につける。「技術力は、研修期間で担保する。」これがメンターの良い評判につながっているのだと思います。

 

伸びる人の条件は“好き”かどうか

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◇株式会社div TECH::CAMP事業責任者 阿部 幸一郎(あべ・こういちろう)氏

– TECH::CAMPが新たな人材を輩出し、その人材が新たな人材を育てるという好循環が生まれているようですね。生徒さんはどんな人が多いですか?

阿部氏:一番多いのは、普段エンジニアと接しているウェブディレクターの方です。プログラミングを学んで、エンジニアと円滑な意思疎通ができるようになりたいという動機です。同様の理由で、デザイナーさんやSEの方も来られます。その他、プログラミングに興味を持った大学生の方や、起業するためのアイデアを形にしたい方など、受講生の方々の動機は多岐に渡ります。

次に多いのが、起業されたい方です。起業したいという方に関しては、自分のエンジニアとしてのアプリケーションのプロトタイプを作り、それをVCのベンチャーキャピタルの投資家の方に向けて、もしくは仲間を募ってプロダクトを作って公開する方がいらっしゃいますね。

– ちなみに、生徒さんにも様々な方がいらっしゃると思うのですが、伸びる方に共通する傾向や、その一方で伸び悩む方に対してのアプローチ方法を教えていただけますでしょうか?

阿部氏:伸びる生徒さんは、常にコードを書いている人、ですかね。端的に言えば、プログラミングが“好きかどうか”だと思います。好きだと、ずっと集中してコードがかける。気になったことは自ら調べ、探究していける。こういう人は強いですね。

学習の成果は、「投資した時間×学習効率」です。学習効率は、最初の1カ月に関しては僕らが完璧に担保していると自負していますので、あとはどれだけ時間がかけられるかです。そこに、最終的には“好きかどうか”が寄与してくるのだと思います。

一方、なかなか伸びない生徒さんに関しては、目的を見失ったり忙しくて時間がとれなかったりしていることが多いですね。そういった方とはまず面談をして、TECH::CAMPを選択した目的を確認します。そして、ここまで達成すればOKというラインを一緒に決めます。その後は、出来る限り学習スケジュールのサポートをするようにしています。

エンジニアになるキッカケは学生時代の偶然の出会い

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– 話は変わりますが、なぜITエンジニアを目指そうとお考えになったのでしょうか?

阿部氏:大学生の頃に社会学的にSNSを分析できないか研究しており、そのうち自分でも「こんなサービスがあったら良いな」というアイデアが浮かぶようになりました。そんな時、かたわらで運営していたメディア系の学生団体に「うちのサービスを紹介してくれないか」と今働いているdiv(TECH::CAMPの運営会社)から連絡が来まして(笑)。そこで初めて弊社代表の真子と出会い、意気投合しました。

その1年後くらいに、真子にインターンとして働かないかと誘われました。最初はディレクターとして、当時開発していたSNSの改善を任されました。機能追加などの提案をしていたら、「そんなに提案があるなら自分でコード書いちゃえば?」と言われて、それをきっかけにプログラミングの勉強をはじめました。

真子に教えてもらう形で、朝から晩まで3ヶ月くらい修行のように毎日勉強していました。それからやっとの思いでプロダクトのバックエンドのコードを書いていたころ、TECH::CAMPの構想を聞き、教材作りにも参画して今に至ります。

– では、その3ヶ月必死に取り組んだ経験がカリキュラムにも反映されているのですね。

阿部氏:プログラミングを勉強しはじめたころは右も左もわからなかったのですが、そういった経験を活かしカリキュラムや体制を整えていきました。自分が3ヶ月 ~ 半年かけてやっと理解したような概念を、TECH::CAMPの受講生の方は2週間くらいで突破していくんです。これは何度目の当たりにしても毎回感動しますし、一番自分の仕事にやりがいを感じる瞬間ですね。

– ありがとうございます。実体験が極めて強いですよね。自分の責任が落ち着いたタイミングに、いくらでもお金と時間を使っていいよと言われた場合にやってみたいことはありますか?

阿部氏:すでにやっています(笑)。結構昔から音楽が好きで、音楽系のアプリを実際に出しています。そのデザインもシステムもゼロからすべて自分でコーディングして、実際に社内の人に使ってもらい、このような機能が欲しいなどフィードバックをもらっています。

– ちなみに、御社で働いている方はどんな方が多いですか?

阿部氏:仕事に対して目的意識が強い人が多いです。ささいな感情で目的がブレたり、その目的に対してズレたことをしてしまう人はいないですね。たとえば、誰かがうっかりミスをしてしまったとき、それを感情的に責めてもしょうがないので、「次にどうするか」を全力で考える。ミスを犯した本人もそこに負い目を感じることは無く、反省しつつ次に向かっていける、そういう職場だと思っています。

ちなみに、僕のパーソナルな話ですが、人を幸せにすることでしか自分は幸せになれないと考えておりまして・・・だからこそ全力で人のために動くことができ、いろんな仕事に対してスムーズに取り組むことができていると思います。TECH::CAMPの教室で学習の手助けをし、プログラミングができるようになっていただく、まさに今やっていることが僕の人を幸せにする手段です。

– ありがとうございました。

 

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今回取材した方

株式会社div エンジニア・TECH::CAMP事業責任者
阿部 幸一郎(あべ・こういちろう)氏

慶應義塾大学卒。2013年10月~ 株式会社 div にてインターンとして参画。その後エンジニアになるべくインターンをしながら勉強をし、翌年2014年5月 からwebアプリケーションのサーバーサイド開発を担当。同年11月 から同社にてTECH::CAMPメンター業務を経て、その後2015年5月~ TECH::CAMP Webアプリケーションカリキュラム責任者、2016年4月~ TECH::CAMP事業責任者に就任。