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アップルが遂にモバイル写真で本領を発揮?

アップルが遂にモバイル写真で本領を発揮?

2014.6.16 12:34 | Taylor Hatmaker | ReadWrite Japan編集部

iPhoneでは素晴らしい写真を撮影できるが、アップルのソフトウェアではこれまでその写真を十分に活かせなかった。しかし、iOS 8とMac OS Xの革新には期待できそうだ。

iPhone 4Sが全盛を誇って以来、アップルデバイスは高品質レンズ等のハードウェアや洗練された内部画像処理でモバイル写真技術の先頭を走ってきた。ただ残念なことに、アップルが提供する写真の管理・修正ツールはどちらかというと平凡で(遠回しに表現しても)他に比べると遅れを取っていた。

嬉しいことに、OS X YosemiteとiOS 8で新しい機能が共有されるため、アップルの写真ソフトウェアはついにハードウェアの性能に恥じないものになるかもしれない。

1. iCloudフォトライブラリ

容量を確保するためにiPhoneから写真や動画を削除しなければならなかった経験を持つ人なら、この機能は本当に嬉しいだろう。もしiOS 8について現在紹介されている実力が本物であるなら、iCloudは本来の威力を発揮してAppleクラウドで簡単に写真を同期できるようになる。現時点でもアップルのフォトストリーム機能では写真1000枚を無料で保存できるが、フォトストリーム、カメラロール、iPhotoライブラリまわりののシステムは、ひいき目に表現しても複雑すぎる。

iOS 8ではストレージが5GBまで無料だが、月間0.99ドルで20GBの写真ストレージを利用できるプランも紹介されている。新しい写真のために携帯から古い写真を削除するのにうんざりしていて、さらに現状のiCloudの複雑さも気に入らないという人には、これは非常にお得な買い物だ(現在、iCloudの20GB追加ストレージは年間40ドル、50GBでは100ドルに跳ね上がる)。iCloudフォトライブラリと同期された写真は、オリジナルフォーマットの最大解像度で保存される。

2. iPhotoは「Photos」アプリへと進化

何年もの間、私はあらゆる手を使ってiPhotoの使用を避けてきた。Macのデスクトップにプレインストールされている写真ソフトウェアは、明らかにカジュアルな利用のために作られたもので特に複雑な機能も備わっていないが、フォトライブラリとしての最も基本的な機能にさえ多くの欠点があったのだ。

今、iPhotoは「Photos」アプリへと進化しようとしている。報道によると「Photos」アプリのデスクトップ版は、「一から徹底的に」再設計されたようだ。OS X Yosemite版の「Photos」アプリは写真整理をメイン機能としているが、彩度やコントラストなども変更できそうである。さらに、現状ではモバイルからデスクトップに写真を移動させる作業は非常に面倒だが、視覚的にも機能的にもシームレスな操作が可能になるという。

3. フォトライブラリ検索

iPhone(またはiPhoto)で古い写真を選り分ける作業は苦痛だったが、それももうすぐ解消される。アップルは、iOS 7でモバイルフォトライブラリのビジュアルを大幅に改善したが、iOS 8ではさらに改善が進むようだ。

具体的には、スマート検索機能が搭載される。写真のメタデータを利用して関連性の高い画像を引き出すため、何度もスクロールする必要がなくなるのだ。スマート検索では、位置情報や日付、時間、アルバム名に加え、「Timehop」アプリのように「一年前」の写真を検索することも可能で、昔の記憶を呼び起こすことができる。

4. フォトフィルタと編集ツール

iOS 8およびOS X Yosemiteでは写真整理が大きく改善される予定だが、写真の加工機能も進歩するようである。「Lightroom」のようなきめ細かい修正までは無理だが、手軽なモバイル写真にぴったりの機能がたくさん追加されるという。例えばグーグルの「Snapseed」といった高度なモバイル写真エディタと同じような、画面上での修正機能が使用可能になるという。

5. お気に入り機能

これは些細な機能かもしれないが、iOSの写真整理に「お気に入り」ボタンが設置されるのを長年待ち望んでいた人もいるだろう。このボタンが追加されるだけで、InstagramやFacebookなどのアプリにアップロードした写真を友人に見せる際、似た写真や不要な写真をスクロールしまくる無駄な時間が削減できる。これまでにも選択したアルバムに写真を追加するという機能はあったものの、ワンクリックで済むお気に入り機能が追加されれば、重要な写真を手軽にトップに表示できるようになる。

つまり、iPhoneフォトグラファーにとって未来は明るいと言える。こうした機能が何年も前にiOSに導入されなかったことが不思議でならないが(この点においてはAndroidの方がはるかに先を行っている)、アップルが良い方向に向かっていることを嬉しく思う。

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