サムスンがアンドロイドのエコシステムを支配することでアンドロイドの長年の敵であった細分化が改善されると思われるかもしれないが、それは間違っている。

最近OpenSignalがビジュアル化した画像はこの点をよく表している。確かにサムスンはアンドイド市場の47.5%を支配している。これを念頭におくと、アンドロイド市場は少数のベンダーの周辺にまとまっていて細分化が軽減されているように見える。

しかし、このブランドレベルの図に惑わされてはいけない。いくらサムスンが支配しているように見えたとしても、アンドロイドの細分化はどちらかと言うと加速しているのだ。2012年には3,997種類のアンドロイドデバイスが市場に存在した。2013年だとその数字はほぼ3倍の11,868種類になっている。

これは2012年6月時点のアンドロイドデバイスの細分化を表したものだ。

そしてこちらが2013年6月のもの。

画像としては綺麗だが、デベロッパーは当然これからもアップルのような安定したデバイスとOSのラインアップを好むだろう。消費者にとっての少量で良質な選択肢が、開発者にとっては幅広い良質な選択肢になるのだ。VisionMobileが最近のレポートの中で発見したところによれば、デベロッパーはiOSを平均よりも頻繁に選択している。デベロッパーは主に、収入の可能性(+12%)、グラフィック(+7%)、アプリの発見(+8%)、ユーザーリーチ(+10%)等を評価しているようだ。

一方で、そんなことはどうでもいいとも言える。アンドロイドのマーケットシェアは引き続き上昇傾向にあるからだ。広範囲に細分化するということは結局、ユーザーが皆それぞれのニーズを満たすアンドロイドデバイスを手に入れられるということだ。ロングテール万歳!

しかし無名のベンダーが低コストのデバイスでサムスンのマーケットシェアに割り込んでくることによって、細分化は今後ますます悪化するだろう。そして漫画家のHugh MacLeod氏がかつて詳述したように、実際にはロングテールは我々が賛美するほどの効果を発揮していない。つまるところ、消費者もデベロッパーも本当はショートテールの製品や経済が好きなのだ。アンドロイドのエコシステムも注意を払うべきだろう。

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